人間関係が希薄化していると言われる現代社会。その中で生きる人たちが“自分らしくいられる”コミュニティをテーマに、ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」が、全国の20~60代男女1,000名を対象にインターネット調査を実施(2023年10月23日~同年10月25日実施)。その現状に関する調査結果を公開した。
自分らしくいられるコミュニティがある人は全体の4割に満たない
「あなたは、家族以外の自分らしくいられるコミュニティがありますか。」(n=1,000)という質問に、「たくさんある」と回答した人は全体の4.6%。また、「少しはある」と回答した人は33.7%と、合計で4割に満たない結果に。つまり半数以上が、現代社会において“自分らしさ”を出せていないということが明らかとなった。
自分らしくいられるコミュニティの大きさとは? 大多数が10人未満と回答
上記の質問に「ある」と回答した人(n=383)に対して、自分らしくいられるコミュニティの大きさを聞いたところ、52.0%が5人未満、40.2%が5人以上10人未満であり、人数が少ないコミュニティほど、自分らしくいられる傾向が強いことが分かった。
SNSのフォロワー数とストレスは相関関係に?
現在の日々のストレス度について尋ねた結果(n=1,000)、普段最も高い頻度で利用するSNSアカウントのフォロワー数が1,000人以上の規模になると、ストレス度が「とても高い」「やや高い」と回答する人の割合が高くなる傾向が見られた。SNSにおけるつながりはフォロワー数の多寡で価値が計られることもあるが、多すぎるつながりと日常のストレス度には相関関係があるといえるかもしれない。
「自分らしいコミュニティ」を持つ人ほど日々の充実度が高い傾向
「あなたの現在の日々の生活を振り返って、【充実度】はどれくらいですか。」(n=1,000)という質問において、自分らしくいられるコミュニティに所属しない人(n=617)のうち、充実度が「とても高い」「やや高い」と回答した人は26.7%に留まった。一方で、自分らしくいられるコミュニティに所属している人(n=383)の50.1%が「とても高い」「やや高い」と回答し、その差は23.4ポイントと大きな広がりが見られた。
小規模でも自分らしく個性を発揮できる「コミュニティ」を持つことで、日々の充実度を高める可能性があるのかもしれない。
今回の調査結果を受けて、心理学者の晴香葉子さんは以下のように解説している。
「わたしたちが安定的な人間関係を維持できるグループの大きさには、ある程度限界があると考えられており、人類学者のロビン・ダンバーは、150人を超えると集団としてうまく機能し難くなると考え、感情を分かち合えるシンパシー・グループは、12~15人、なんでも話し合えるクリーク(社会集団)は、3~5人としています。このような小さなコミュニティにおいては、お互いの状況を把握でき、感情や価値観を共有しやすく、信頼関係も構築しやすくなります」
ちっちゃな一歩を踏み出してみてはいかが?
ちっちゃなつながりが減少している現代において、今回の調査元であるPocochaではちいさなつながりだからこそお互いの声や想いが届き、それが大きな力になること、また、自分らしくいられる居場所ができるという価値を伝えるために 「ちっちゃなつながり、おっきな応援」と題したキャンペーンを実施中。
ぜひ、ちっちゃな一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。
キャンペーンサイト:
https://www.pococha.com/ja/lp/liver-branding-cp-202312