高円寺のマイクロシアター『シアターバッカス』にて、特別特集上映『中村公彦WORKS 2020〜2023』が2023年10月13日(金)まで行われます。
初公開作品が10月13日まで公開
『中村公彦WORKS 2020〜2023』の上映作品はこちらです。
【上映作品】
『たいせつなひと(仮)』(2023年・70分) ※劇場初公開
『酔者の贈り物』(2022年・30分) ※劇場初公開
『カリスマハウス 完全版』(2020年・29分) ※完全版は劇場初公開
『おっさんずぶるーす』7本セット版(2020年・123分) ※7本セット版は東京初公開
『おっさんずぶるーす』は7人のおっさん監督がおっさん俳優7人を据えて作成されたオムニバス作品。中村公彦監督が中心となって進められた類を見ないプロジェクト作品です。残念ながら記事執筆時点で『おっさんずぶるーす』のプログラムは終了していますが、中村監督の最新長編となる『たいせつなひと(仮)』や、『酔者の贈り物』、『カリスマハウス 完全版』はいずれも初めての劇場公開が継続中です。
『たいせつなひと(仮)』で描かれるのは「レンタル彼女」のサービスを通して描かれる人間模様。今回は、作中で“45歳童貞”を演じる藤井太一さんと、中村公彦監督からコメントを頂いております。
藤井太一さん(豊川淳史役):
僕の今回の役は、ある彼女をレンタルするおじさんです。45歳童貞という役柄です。
主演の吉原麻貴さんは本作をもって引退されるので、彼女本人の気合も是非、観ていただきたいです。
──「45歳童貞のおじさん」を演じる際に気を付けたところはありますか?
藤井:距離感と言葉のテンポです。間が怖い時と間を空けていい時とっていうのはものすごいこだわりました。
中村公彦監督:
『たいせつなひと(仮)』は、レンタル彼女が題材になっています。ただ、ネタバレになるのであまり言えないんですけども、それだけじゃないですよ、ということはお伝えしておきたいですね。色々ありつつも、最後はきっと、ほっこりすると思います。
──どんな方に観ていただきたい、などありますか?
中村:心にちょっと傷とか、つらい経験がある人、嫌なことがあった人、そういう人に見てもらって、ちょっとハッピーな気持ちになってもらえるといいかなと思います。劇場まで足をお運びいただければ幸いです!
──ありがとうございます
高円寺シアターバッカスにて上映中
10/10(火)、12(木)
18:00 Aプロ たいせつなひと(仮)
19:10 トーク・休憩
19:30 Dプロ 酔者の贈り物
20:00 トーク・休憩
20:20 Aプロ たいせつなひと(仮)
21:30 トーク
10/11(水)、13(金)
18:00 Aプロ たいせつなひと(仮)
19:10 トーク・休憩
19:30 Eプロ カリスマハウス 完全版
20:00 トーク・休憩
20:20 Aプロ たいせつなひと(仮)
21:30 トーク
【プログラム・料金】
Aプロ:『たいせつなひと(仮)』 1500円
Bプロ:『酔者の贈り物』+『カリスマハウス 完全版』 1200円
Dプロ:『酔者の贈り物』 600円
Eプロ:『カリスマハウス 完全版』 600円
高円寺シアターバッカス
東京都杉並区高円寺北2-21-6 レインボービル3F
JR高円寺駅徒歩5分
駅北口を背に直進 純情商店街内
予約フォーム
https://forms.gle/et5qVJcV39z8o3FX7
『たいせつなひと(仮)』
STORY
新進小説家の片岡悠里(吉原麻貴)は自分を変えるため、そして次の作品のネタ探しのため、流川ユキという名前で「レンタル彼女」のバイトを始める。
レンタル彼女はデートやメールのやり取りなど、性的なサービス無しで依頼人の心を癒す仕事。派遣元の社長・吉野さつき(森田このみ)は悠里の素性を知る良き理解者だ。また親友の宮島奈緒(久藤さゆ)や家族の光司(髙村康一郎)成美(若狭ひろみ)俊介(池内祥人)とも気軽に話し合える関係だった。
皆に支えられ、45歳・童貞の豊川淳史(藤井太一)や38歳・シングルファーザーの横尾賢治(川連廣明)などの常連客もついて、悠里は自分なりのやり方で仕事に取り組んでいくが…
CAST
吉原麻貴 森田このみ 藤井太一 川連廣明 林和哉 山本宗介 久藤さゆ
髙村康一郎 若狭ひろみ 山下ケイジ 池内祥人 鈴木まゆ 豊田崇史 野田悠月
STAFF
監督・脚本・編集:中村公彦
プロデューサー:中村公彦 髙村康一郎
ラインプロデューサー:出町光識
撮影:宮永昭典
録音:奥村洋和
監督補・整音:荒木憲司
音楽プロデューサー:堀正明
音楽:長谷川哲史
美術:出町奈保子
制作進行:河合伸悟
グレーディング:林和哉
製作:結晶プロジェクト