全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。熊本ラーメンの横綱“黒亭”。1957年に創業し、熊本ラーメンの伝統を守りながらも進化を続け、オンリーワンの一杯を提供し続ける名店だ。筆者も熊本で初めて訪れたお店は黒亭で、九州の豚骨文化の中でも熊本のパワーをこのお店で感じたものである。
そんな“黒亭”監修のカップ麺がファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」から発売されている。縦型のカップ麺で221円(税込238円)とお値打ちだ。
フタを開けてお湯を注ぎ、最後にマー油(焦がしにんにく油)を注いだら出来上がり。マー油の香ばしい香りと豚骨の香りが心地よく、食べる前からテンションがうなぎ上りだ。
まず注目したいのが肉の量。2種類の肉がたっぷりと入っていて、麺の上を覆いつくしている。これは嬉しい。
そしてクリーミーで濃厚な豚骨スープが素晴らしい。ケミカル感もなく、かなりよくできている。ここにマー油が香ばしさと中毒性を加え、これはやみつきになってしまう。
そして中太平打ちのノンフライ麺が素晴らしい。コシがあってしっかり主張し、濃厚なスープに負けない存在感。
今年食べた豚骨カップ麺の中でもトップレベルの美味しさ。そして、価格高騰の中、この味で221円というのは驚愕レベル。年越しそばやおせちに飽きた方はぜひコンビニでゲットしてみてほしい。
(執筆者: 井手隊長)