ウマイもんって、だいたいライスとの相性も良いンだよなあ。というか、ライスがあってこそ完成すると言っても過言じゃあない。たとえばカレーライス、ハヤシライス、生姜焼き、コロッケ、とんかつ、豚汁。ラーメンもライスに合うよな。インスタントラーメンの『チャリメラ』もライスにバッチリ。どれもライスがあるからスポットライトが当てられ、輝ける。
フォークとナイフで食うより箸で食う方がウマイ
ハンバーグもそうだよな。ハンバーグは洋食だからパンが合うなンて声もあるが、日本人のステーキをライスで食べる国民性を考えりゃあハンバーグにもライスだろう。関係ねーが、日本のハンバーグって、フォークとナイフで食うより箸で食う方がウマイ。なンでだろう(だからなんだってンだよ)。
一気入魂したハンバーグ専門店『肉の森』
そんなハンバーグとライスの組み合わせに焦点を当て、一気入魂したハンバーグ専門店『肉の森』(東京都渋谷区神宮前4-28-4)。
ここは潔い。とことん潔い。ハンバーグとライス、あとは付け合わせだけで構成した定食を作ってくれる店。
ハンバーグ好きのことをよくわかってる
オーダーすると、茶碗に盛られたライスにハンバーグが乗ってやってくる。このお店、ハンバーグ好きのことをよくわかってる。
どうせライスに乗っけて食うのだから、ハンバーグの汁がライスに浸透してこそおいしいのだから、最初から乗せてしまえ、という精神(たぶン)。ハンバーグにこだわりすぎた『肉の森』ヤバイ。
ハンバーグはライスに乗せられてくる!
もしはじめて行くなら、塩ハンバーグとデミグラスソースハンバーグのチーズ添えがセットになった『肉の森セット』(税込1850円)がオススメ。セットにはすべて自家製コンソメスープと付け合わせ2種類がついてくる。
塩ハンバーグはライスに乗せられてやってくる。そのインパクトが大。ライスは多すぎず、少なすぎずで、塩ハンバーグ1個を一膳のライスで食べる。ライスはおかわり1回無料なので、あとからやってくるデミグラスソースハンバーグのチーズ添えを、おかわりしたライスで食べる。満腹。
旨味で強いコクを楽しませてくれる
ハンバーグはかなり粗びきで、肉を固形として感じられるほど。極めてジューシーで柔らかく、肉汁は繊細な塩気を感じさせ、旨味で強いコクを楽しませてくれる。
旨味の後追い援護射撃。これ、ライスに合う。合わないはずがない。裏切らないハンバーグ、ここにあり。好きになっちゃったからには、もう、ネ……。
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)