どんなに集中して本を読んでいても、気になった箇所の一言一句が思い出せずに何度もページを戻るという経験、読書好きなら一度はあるのではないでしょうか?
音声プラットフォーム『Voicy』で本紹介チャンネルを配信しているマグさん(@OnebookofMAG)が、「1mmも科学的根拠はない」と断りつつ、本で覚えたい箇所を忘れない方法をツイート。35000以上の「いいね」を集めて「是非試してみたい」「真似してみよう」といった反応が多数集まっています。
1㎜も科学的根拠はないのですが、本を読んでいるとき「ここ覚えたい!」と感じたら、目を閉じ”油性ペンで頭のノートに書くイメージ”をしてみてください。3年続けてますが…驚くほど忘れないんです。おすすめはマッキー。消しゴムが勝手に使われる脳内でも、マッキーは消せないのかもしれません。—マグ|1%読書術 (@OnebookofMAG) June 22, 2022
1㎜も科学的根拠はないのですが、本を読んでいるとき「ここ覚えたい!」と感じたら、目を閉じ”油性ペンで頭のノートに書くイメージ”をしてみてください。3年続けてますが…驚くほど忘れないんです。おすすめはマッキー。消しゴムが勝手に使われる脳内でも、マッキーは消せないのかもしれません。
月の読書時間は「おおよそ90時間ほど」で、12年間読書を続けて読了したのは「通算4000冊は超えていると思います」というマグさん。この”イマジナリーマッキー記憶法”について「ちょうど3年前程だったように思います。“脳は勝手に消しゴムを使う”と頭に浮かび、”それならマッキーで書くイメージをしてみよう”と感じたのがはじめたきっかけです」と話します。
実は「10年ほど前から、想起と呼ばれる記憶法を使用していました」と語るマキさん。「想起とは、簡単に言えば“思い出す”ことです。人の記憶は、思い出す回数が多ければ多いほど長期記憶に定着すると言われています。意図的に想起することで、”役に立つ知識”だと脳に認識させることができ、長期記憶に定着するのです。ですが、想起をただ行うだけでは、どうにも記憶に残りづらいように感じていました」といい、「油性ペン独特のニオイと、角張って描きづらい太ペンであえて脳内に書くことで、体験に変わったのだと思います」と強いイメージにより記憶が定着するようになるという説を採っています。ちなみに、「紙の本、電子書籍関係なく効果があります。オーディオブックでも同様に脳内で“マッキーを使い書く”だけなので、効果は体感できました」といいます。
読書だけでなく「英単語覚えるのに活用できるかな」「暗譜で試してみよう」という声があったほか、同じように実践している人から「この方法が一番覚えやすい」という反応も上がっていたこの記憶法。「読書のテクニックは、過去にもバズを起こした経験が多数あります。傾向として、気軽に効果が出るものはやはり人気があると感じました」というマグさんは「今回はマッキーと”消しゴム”を掛け合わせたことが、読者自身でさまざまな要因を想像するきっかけも作れたのだと思います」と話してくれました。
2022年8月中旬に著書『1%読書術』がKADOKAWAから刊行されるマグさん。「本を読むと眠くなる、読書が退屈で続かない、読んでもすぐ忘れてしまうという方でも、本一冊身一つあればできる読書術をお伝えしています」といい、「本には人を変える力があります」と強調します。読書が苦手という人ほど、マグさんの本の読み方を参考にできる部分が多いのかもしれません。
『マグの一冊|本紹介チャンネル』(Voicy)
https://voicy.jp/channel/1835 [リンク]
マグさんのTwitter
https://twitter.com/OnebookofMAG [リンク]
※画像は『写真AC』より