東武東上線の大山駅から徒歩1分ほどの場所にある食堂『洋庖丁 大山店』(東京都板橋区大山町8-8)。ここ、本当においしい。なにより店主の仕事が丁寧かつ美しい。ランチタイムにもなると多く客がさまざまな料理をオーダーするわけです。みんなバラバラ。それでもひとつひとつ、丁寧に同時進行で調理を進める店主の調理スキル、見ていて感動します。
丁寧な店主の仕事を目視と味覚で知る
オススメしたいメニューはふたつ。「からし焼きランチ」と「ハンバーグステーキランチ」。もし初めて『洋庖丁 大山店』に行くなら、そのふたつのどちらかをオーダーする事ことを強くオススメします。どちらも名物といえる魅惑の洋食。丁寧な店主の仕事を目視と味覚で知ることができるはず。
まさに「ザ・洋食!」と言いたくなるご馳走
特にオススメなのがハンバーグステーキランチ。これまさに「ザ・洋食!」と言いたくなるようなご馳走の集合体。
ジューシーで肉汁たっぷりなハンバーグ、ほどよく半熟ながらも若干硬めに仕上げられた絶妙な目玉焼き、カレー味のスパゲティ、香ばしく仕上げられたポテト、パリッと感がたまらない爽やかテイストのピーマン。すべてが神、いわゆるゴッド。
安くてうまい洋庖丁のハンバーグステーキランチ
ライスはデフォルトで大盛りサイズ。ほど良い塩気の味噌汁もついて、たったの850円という激安価格。信じられない。
このハンバーグステーキランチ、無料奉仕しているようなものなのでは? もうからないよね? いいの? 食べていいの? そんなに安くてウマイのに。
ライスが食べたくなる神的ハンバーグ
ハンバーグには酸味が爽やかなソースがたっぷりと注がれていて、これがライスとバツグンに合う。
ハンバーグをライスにワンバウンドして食べたり、ライスに乗せて食べたり、とにかくライスとの相性が良すぎて、同時にライスが食べたくなる神的ハンバーグ。目玉焼きをライスに乗せて、黄身とともにガッツリと食べるのもたまらなく美味。
今の店主のホスピタリティはバツグンに良い
実はこのお店、人気漫画『孤独のグルメ』にて、態度が悪い店主が主人公・井之頭五郎にアームロックされた店のモデルといわれており、ちょっとした聖地となっています。ちなみに、いま現在、このお店に態度が悪い店主はいませんし、むしろ今の店主のホスピタリティはバツグンに良いです。
洋食がおいしい店として世に広まって欲しい
筆者は言いたい。確かに『孤独のグルメ』で話題になってはいますが、『洋庖丁 大山店』の魅力はその味とホスピタリティの良さにあると。『孤独のグルメ』の聖地ではなく、洋食がめちゃくちゃおいしい店として世に広まって欲しいと心から思うのでした。
いつもおいしい洋食を作り続け、お客さんを楽しませてくれる『洋庖丁 大山店』の店主と店員さんに感謝。
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)