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『ゴーストバスターズ/アフターライフ』梶裕貴インタビュー「“すごく昔の映画だけど、面白かった!”という出会いの機会になれば」オリジナル版への想い


1984年に公開され、その年の全米年間興行収入No.1、日本でも年間配給収入No.1(1985年)に輝く歴史的大ヒットを記録した映画『ゴーストバスターズ』。公開後、No Ghostのマークは一躍有名になりグッズ化、テーマソングは連日ヒットチャートを賑わすなど、世界中で社会現象を巻き起こした。さらに1989年には続編となる『ゴーストバスターズ2』が公開。80年代カルチャーをけん引する伝説のSFアクションシリーズとなった。その正統続編となる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が大ヒット公開中です。

本作の主人公フィービーは初代ゴーストバスターズの1人であるイゴン・スペングラー博士の孫で、科学オタクの少女。そのフィービーをサポートし、重要な活躍を見せる兄・トレヴァーの日本語版吹替声優を梶裕貴さんが務めています。もともと『ゴーストバスターズ』ほか、80年代の洋画がお好きだという梶さんに、本作の魅力を伺いました。

――梶さんは、「ゴーストバスターズ」シリーズの大ファンということで、吹替での出演が決まった時はどんなお気持ちでしたか?

僕にとって『ゴーストバスターズ』は、「洋画って面白い!」と感じた一作でした。なので、こうして続編が作られること自体にとてもワクワクしていましたし…まさか自分が参加させていただけるとは夢にも思っていなかったので、本当にうれしかったです!

参加させていただくからには、自分の持てる限りの力を使って最高の吹き替え版にしたいと思いましたし、約30年の時を経てオリジナル版とストーリーがつながる世界観が描かれるということで、その名に恥じぬようなお芝居をしなければ、という思いもありました。でも…やはり、とにかく喜びの気持ちのほうが断然大きかったです。幼い頃に観ていた作品に、自分が声優として参加できる日がくるとは…しかも、あのイゴン・スペングラー博士の孫だなんて…!(笑)本当に光栄です。

――梶さんと『ゴーストバスターズ』の出会いというか、思い出はどんな所からはじまったのですか?

父親が映画好きで、よく一緒にテレビで見ていたので、その当時の思い出がよみがえってきます。ノーゴーストのマークやつなぎ、ガジェットあたりがやはり印象的ですね。マシュマロマンがかわいくもあり、少し怖くもあり、登場するとドキドキワクワクしていたことを思い出します。それから、本シリーズはテーマ曲も耳なじみがありますよね。今でも無意識によく口ずさんでいます(笑)。笑いと感動がバランスよく詰まっている王道っぷりが、この作品の魅力ですかね。

――それこそ、お父様は梶さんの本作への出演が決定した時は喜ばれていたのではないですか?

頻繁に連絡を取り合うわけではないので、父のリアクションはわからないですね。もしかすると、出演を把握していない可能性もあります(笑)。特に仲が悪いというわけでもないと思うのですが、どこか男同士ならではの関係性というか…二人とも頑固で意地っ張りなので、お互い率先してコミュニケーションを取ろうとすることがなくて。でも、母から伝え聞く感じでは、僕が声優業をしている事や、周りに「息子さん活躍されていますね」と言われることを喜んでくれてはいるみたいです。これからは、もっともっと親孝行していかなくちゃなとは思っているのですが、なかなかタイミングが…(笑)。

――『ゴーストバスターズ』は音楽やキャラクターがとても人気で有名で、でも実は観た事が無いという方も多いのではないかと思います。本作をきっかけにまた多くの方がシリーズに触れてくれることもいちファンとして嬉しいです。

本当にそうですね。小さいな頃から何度もシリーズに触れてきている僕らは、大人になった今、この時代に『ゴーストバスターズ』の新作が公開されることに大きな期待感と感慨深さがあるわけですが…子どもたちにとっては、まったくの未知の世界。だからこそ、こういったタイミングで過去作にも触れてもらって、「すごく昔の映画だけど、面白かった!」なんていう出会いの機会になってくれたら嬉しいですね。そして新作を通して、僕が子供の頃に感じた感動と興奮の体験を、今の世代の若い子たちにも届けたい。心からそう思います。それがきっと、作品への恩返しにもなるような気がしていて。大人にも子どもたちにも、是非ご覧いただきたい作品です。

――過去を見てから本作を観ると、楽しさが全く違いますよね!

いたるところにオリジナル版へのオマージュがちりばめられていて、もう最高でしたね。 今作だけを見ても十分満足できると思いますが、絶対に予習・復習してから映画館に行かれることをオススメします。先ほど主人公たちはイゴン博士の孫だというお話をしましたが…今作を撮ったジェイソン・ライトマン監督は、なんとオリジナル版の監督であるアイヴァン・ライトマンさんの息子さんなんです! それも胸アツすぎますよね。

――梶さんが演じたトレヴァーにはどんな魅力を感じましたか?

トレヴァーは、思春期らしく、ちょっと斜に構えていて、けれどウブなところもある少年です。大人びたいけれど、どこかカッコがつかない…というか、抜けている印象のあるキャラクターだなと感じました。“黙っているとクール、だけどコミカルに”という演出をいただき、そのバランスを意識しながら演じさせていただきました。あまり人付き合いが得意ではない少年の等身大な”ティーンの雰囲気”を表現できればと工夫しましたね。

――日本語吹替版がとても豪華なので、声優のファンの方も大注目ですよね。

多方面で活躍されている大先輩方と共演することが出来て、僕も本当に嬉しいです。個人的に、ポッドキャスト役を演じる高山みなみさんのお声に、子どもの頃感じた刺激的な洋画体験の記憶がフィードバックして、思わず「そう、これこれ…!!」と言ってしまいました(笑)。みなみさんの少年声が、すごく思い出を刺激してくれています。

――私もまた何度でも拝見させていただきたいと思っています。今日は楽しいお話しをありがとうございました!

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』大ヒット上映中

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