どうもライターの丸野裕行です。
好評の《京都ラーメンシリーズ》、前回は「2022年の麺初め!マニア好みの老舗店&これから楽しみな老舗京都ラーメン&新たな京都ラーメン4選」を紹介いたしました。今回は京都で人気のある「毎日食べたいと思ってしまう魅力いっぱい」の新興ラーメン店を4軒ご紹介します!
■連載:京都ラーメンシリーズ
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筆者が実際に足を運び、実食して思わず唸った「京都人が垂涎するほど魅了される京都ラーメン」の数々を画像と共にお伝えします!
それではいきましょう、どうぞ!
伏見区深草 『拉麺へんてこ』
京阪本線墨染駅より北へ2~3分歩いた場所にあるのがこの『拉麺へんてこ』。墨染といえば、隠れた名店が多いと言われており、美味しい焼き鳥屋やとんかつ屋さん、バーなど、時々お邪魔しています。店内は、シンプルなカウンター7席。券売機で事前に食券を購入。ここではマストの《へんてこしょうゆ》やセットメニューなどがありますが、意外とチャレンジャーな一面も持ったお店です。
今回は、突発限定発売の《進化系へんてこジロー極》
焦がし刻みニンニクとブレンド一味のパンチ、ブラックペッパーがガツンと効いた二郎系スープとワシャワシャ食らいつく麺とチャーシュー。もやしやメンマもいいアクセントになっていて最高の味。
このメニュー、好評だったためにまた時期を見て発売するとのこと。いやぁぜひとも食べていただきたい一杯です! ちなみに《へんてこ流カルボナーラ》など実験的なメニューもあるのでオーダーしてみてもいいんじゃないでしょうか?
店名:『拉麺へんてこ』
住所:京都市伏見区深草北新町648
TEL:不明
営業時間:11時〜15時/18時~22時(LO21:30)
定休日:火曜日、不定休
下京区貞安前之町 『麺匠 一粒万倍』
コロナ禍の影響で喧騒とは程遠い閑古鳥が鳴く街になってしまった飲食店が立ち並ぶ繁華街・木屋町。このエリアで、コクのある醤油ラーメンとその旨味が口いっぱいに広がる塩ラーメンでファンを魅了するのが『麺匠 一粒万倍』。いつもながら、食券機の前に立つとどれにしようか、つかの間迷ってしまいます。
そこで、いつもの《特製醤油らぉ麺》のボタンを押して購入。カウンター席へ陣取ると、しばらくして丼が目の前に……。脂身がテカるチャーシューや味つけ卵、穂先メンマ、三つ葉、刻んだネギが麺の上に浮かんでいます。まずはスープひと啜り。
鴨のコクに鶏の旨みが混ざり合い、スープに深みがあります。そこに醤油の塩加減と酸味。旨みを昇華させてくれていますね。小麦が香る全粒粉入りの中細ストレート麺がそのスープにベストマッチング。バランスのいいラーメンに香ばしい豚チャーシューと柔らかい鶏チャーシューがいいアクセントになっています。卵黄がとろっと濃厚な味つけ卵、シャクシャクとした食感の穂先メンマも最高です。
このお店では、出汁の旨味をストレートに味わえる《特製塩らぁ麺》もぜひ食べていただきたい逸品ですよ。
店名:『麺匠 一粒万倍』
住所:京都市中京区大黒町71 ワールド会館 1F
TEL:075-741-6778
営業時間:日~木11:00-翌3:00/金土11:00-翌5:00
定休日:無休
南区唐橋西平垣 『軍鶏そば 極だん』
JR西大路駅の南側に位置する『軍鶏そば 極だん』。なんと、京懐石の美濃吉で料理長を務めていたという方が店主なんですね。正直期待に胸躍ってしまいます。
やはりここは一番の押しである《特製軍鶏そば》でしょう! 医者にスープは全部飲むなとは言われていますが、料亭直伝の味わい深い軍鶏スープを飲まずにはいられない。だから、病院に運ばれてしまうわけなんですがね。カウンターに座り、店内の様子を窺っているうちにほどなく丼が到着。豪快でいて、料亭の料理長らしい素晴らしい盛り付け!
脂肪分も少ない澄んだスープには軍鶏のエキスがしっかりと溶け出し、味の奥深さを感じます。軍鶏の旨味の先には煮干しやあさりの魚介系出汁がほんのりと香り、和の香り漂う極めつけのスープになっていますね。国産小麦にドイツ産小麦を混ぜ作った麺の歯ごたえも素晴らしい。具材の花麩も京都を感じさせていて、たまりません! レアな豚ロースチャーシューと軍鶏チャーシューの2段構えでお腹も満足。さらに、《軍鶏白湯そば》もオススメです。
店名:『軍鶏そば 極だん』
住所:京都市南区唐橋西平垣1-9
TEL:075-682-8069
営業時間:11:30~15:00/17:30~21:00L.O※21時半まで
定休日:水曜日
中京区場之町 『麺屋 優光(ユウコウ)』
『麺屋 優光(ユウコウ)』は“人類みな麺類”の味の流儀を継承する独立店だと思いますが、アクセスは非常に便利なオフィス街の中心部。烏丸御池駅近くで、近隣に向かえば長蛇の列ができているのですぐ場所がわかります。
2階席のあるオシャレでハイソな建物には、女性客も多く来店しているようですね。カウンターに陣取り、《淡竹》をオーダーします。素早い提供で行列を見事にさばいているので、お客さんの回転率も高い印象です。
大きなチャーシューが丼からはみ出し、スープには上品な脂がキラキラ。薄い醤油のスッキリした風味と優しい甘みを感じられるスープの旨味。貝出汁もしっかりと感じられ、バランスが非常にいいです。力強い麺は中太麺との絶妙なコンビネーション。フルーティーなチャーシューにはかすかな酸味とイタリアンのような風味を感じます。実に上質。
ちなみに苦みや酸味、旨味のすべてを兼ね備えた《黒竹》もオススメなので、男らしいラーメンをご所望の場合はこちらを選んでください!
店名:『麺屋 優光(ユウコウ)』
住所:京都市中京区場之町588
TEL:075-256-3434
営業時間:11:00~15:00/17:30~22:00
定休日:木曜日
京都には、新しい味を求める探求心旺盛なラーメン職人たちがいます。このコロナ禍をものともせず、彼らは続々参入中です。あなたもオミクロン株などの新型コロナが収束したのち、彼らの旨い一杯をぜひ味わってみてください!
次回も魅力ある京都ラーメンの名店、ご紹介していこうと思います!
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
(執筆者: 丸野裕行)