昨年の林家三平の卒業によって新たに入った桂宮治が、23日放送の『笑点』(日本テレビ系)大喜利で大活躍。その絶好調デビューにネットが湧いている。
記念すべき1問目は、春風亭昇太が「落ち着いて!」と言うので、いろんなシチュエーションで何か一言答えるというもの。
ここで宮治は席替えで隣になった三遊亭好楽に対して「私の場合、落ち着かなきゃいけないことが一番大事なことなんですが、好楽さんの場合は噺にオチをつけることが大事だと思います」と早くも師匠イジりをして、場にいきなり溶け込んだのだ。
2問目は、「さまざまな職業の人になった上で、色々な状況で落語家の弟子入り志願をする」というお題。師匠役の昇太が「大丈夫?」と聞くので、さらに続けるというもの。
噺家になる前はトップセールスマンだった宮治はここで巧みなセールストークを発揮。「私、泥棒なんですけれども落語家になりたいんです」「大丈夫?」「そうですよね。昇太師匠をはじめ小遊三師匠、円楽師匠、たい平師匠、木久扇師匠の芸はなかなか盗めませんもん!」。
これには円楽も思わず「上手い!」と感嘆。だが好楽は「今の中に俺の名前出て来ねえじゃねぇかよ!」とクレームをぶつけるも、昇太は「好楽さん入ってなかったとこがすごい良かった!」ということで座布団ゲット。会場を沸かせた。
3問目は、「他のメンバーを指名して“この人が、何々な誰々さんです”と紹介する」というもの。言われた人が「私が誰々です」と繰り返したあと、さらに一言付け加えるのだが、今度は師匠方が、早くも宮治をイジリ出した。
円楽「一番端っこで黒紋付きを着て元気なのが、新規加入の宮治さんです」 宮治「黒紋付きを着て元気いっぱいなのが桂宮治です」 円楽「昇太にいくら包んだんだ!」で大爆笑。
木久扇「一番端っこの宮治さんはどんな時でも笑顔を絶やさない人です」 宮治「私がどんな時でも笑顔を絶やさない桂宮治です」 木久扇「歌丸師匠のお葬式の時も ヘラヘラ笑ってました」。まったくデタラメの話に宮治は大慌てだったが、たい平も「笑ってました」、円楽も「出棺の時、拍手してた」と追撃するなど、師匠方との安定感抜群の掛け合いを見せた。
ネットでは、
・笑点に活気が戻った
・新時代の始まりだな…。
・宮治さんが1問目からメンバーに溶け込んでてビックリした
・会場と一緒に拍手したり積極的に大先輩に絡んでいったり、ほんといい雰囲気づくりに貢献してくれてるなぁ
・子供の頃観ていた三波伸介氏や 先代円楽師匠が司会だった時代の勢いのあるあの笑点が蘇っていてビックリ
など絶賛の声が寄せられている。
(執筆者: genkanaketara)