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『マトリックス』は「“オタクというものを分かっているなあ”と毎回ツボを刺激される」十束おとはが語る最新作の魅力も


大ヒット上映中の『マトリックス レザレクションズ』。世界は未だにマトリックス=仮想世界に支配されたままだったのか? そして、ネオはマトリックスから人類を救う救世主ではなかったのか? 全世界待望の新作が大きな話題となっています。

映画好きで『マトリックス』シリーズのファンでもある、4人組グループ「フィロソフィーのダンス」の十束おとはさんに激アツポイントを伺いました!

※記事の最後に映画の内容に触れている箇所がございます。気になる方はお気をつけください。

ーーまずは、「おとはさんと『マトリックス』」についてお聞きしたいのですが、一作目はどういうタイミングでご覧になりましたか?

十束おとは:両親がとても映画好きなんです。なので、『マトリックス』一作目は両親と一緒に観ました。当時の最先端の映像技術や、かっこいいカンフーアクションなどを目の当たりにして「すごい!」と感じつつも、正直、当時の私にはストーリーが難しすぎて理解できませんでした。でも、それから少し時が経ち、再び『マトリックス』を意識するようになったきっかけがあって。当時の「2ちゃんねる」で“『マトリックス』オフ”(『マトリックス』好きが集まるインターネットオフ会)が有名になったんです。そこで「あ、この映画は日本のオタクたちをも虜にしている最高にクールな映画なんだ」と気付きました。さらに少し時が経ち、ようやく大人になってから、一作目から三作目まで全部観て物語を理解していきました。

ーー『マトリックス』オフ!私も当時参加したりはしていませんでしたが、センセーショナルなイベントでしたよね。改めて見直した時どんな感想を抱きましたか?

十束おとは:とにかく映像がカッコ良くて、物語に意外性があって、衣装に憧れて。真っ黒なコートにサングラス…それでカンフーも強いというのは、オタクが「わああ!!」ってテンション上がるものばかりだと思いました。

あと、当時は戦う女性が描かれている作品は珍しかったと記憶していますが、『マトリックス』ではトリニティやナイオビなど女性の戦闘シーンが丁寧に描写されていて、とても憧れました。性に関わらず、自分の生きたいように生きることが大切という哲学的なテーマもストーリーに組み込まれていて。ただ面白いだけじゃなくて、考察しがいもありますし、思想という点でも学びのある映画だと思いました。

ーーオタクがテンション上がるものがつまっている、すごく分かります。

十束おとは:「オタクというものを分かっているなあ」と思わず言ってしまうほど毎回ツボを刺激されていて(笑)。本作も面白かったです。

ーー『マトリックス レザレクションズ』ご覧になって率直な感想を教えてください!

十束おとは:これまでのシリーズと比べて、初めての方にも分かりやすく作られているのかなという印象がありました。そして昔からのオタクにとっては人生とでも呼ぶべき20年弱が走馬灯のように蘇る瞬間が何回もあって、「わあ、懐かしい!」っていう思いと、本当は当時からこれがやりたかったんだろうなっていう答え合わせもあって。たくさんの人が見て楽しめる、エンタテイメント性の高い映画だなと思いました。私は嗚咽をあげそうになるくらい泣きました!

ーーネオの選択、活躍についてはいかがでしょうか?

十束おとは:私、キアヌ・リーブスと、ライアン・レイノルズのお二人が全俳優の中で群を抜いて好きなんです。そしてキアヌを好きになったきっかけは『マトリックス』だったので。本作では、純粋に現時点の等身大を…。最新作で変に昔に寄せていかないで、今の歳を重ねた感じを自然に演じていらっしゃるので、心にグッとくるものがありました。キアヌの現実の人生と、『マトリックス』の中で積み重ねてきたものがリンクして…。

ーー良い歳の重ね方をされている感じがしますよね。それこそ、トリニティもトリニティを演じたキャリー=アン・モスも。

十束おとは:本当に綺麗に歳を重ねていらっしゃって憧れました。立ち姿がカッコ良すぎる…!メイクやCGで昔の見た目に寄せることも出来ると思うのですが、皆の人生や時間を大切にする映画なんだなと思いましたし、俳優の皆さんもそういうものを大事にして生きてこられたんだなっていう厚みを、勝手に私は感じています。

ーーそんな2人が長い年月を経て再共演するのがアツいですね。

十束おとは:20年弱ぶりにお2人の戦闘シーンを見られたのがとても嬉しかったです。再会するところでは涙腺が崩壊しました…(笑)。

ーーおとはさんはアクション映画がお好きだと思うのですが、そういった観点ではいかがでしょうか?

十束おとは:最先端の映像技術を駆使した映像美がありながらも、戦闘シーンでは意外と昔ながらというか昔の風景も残しつつアップデートされているのがカッコいいなあって。私たちの好きな『マトリックス』感のあるサイバーアクションと、ダイナミックなスタントがちょうどいい塩梅で。

ーー『マトリックス』シリーズを観ていない方に勧めるとしたら、どういう映画だと紹介したいですか?

十束おとは:とにかくアクションと映像技術が素晴らしい。そして俳優さんたちの熱意が吹き込まれた映画だと紹介したいです。本作を観て、楽しさを感じてもらったら、やっぱり1,2三部作に戻って欲しいなと思います!『リローデッド』と『レボリューションズ』はストーリーが難しいと思うので、当時挫折した方も今作はエンターテイメント作品として楽しめるのではないかなと思います。

十束おとは:私からも一つお聞きしたいことがあって。新作を撮るに至った理由って何なんでしょう? 当時はこれがやりたかったんですっていうのを出したかったのか、単純に新しい新作を出したくて作ったのか?というのが気になりました。

映画宣伝担当者さん:ラナ・ウォシャスキー監督が、ご両親が亡くなられたことで沈んでらっしゃったそうですが、そんな時に、ふとネオとトリニティーが蘇るイメージが湧いたそうです。そこからは『マトリックス』をはじめとした作品で繋がった信頼できるスタッフに支えられながら、新しいストーリーを作ることで、すごく元気になれたという話は聞いています。

十束おとは:監督もキャストの皆さんも本当に『マトリックス』が大好きだというのが伝わってきたので、納得しました。そういう意味でも良い映画だなって。

▲何やら持参してくれたおとはさん。

▲スッ……。

▲エージェント・オトハス!!

▲ネイルとイヤリングも『マトリックス』カラーを意識していて素敵。

【以下からは映画本編の内容に触れています。ネタバレを避けたい方はお気をつけください】

ーーおとはさんが個人的にグッときたシーンはどこですか?

十束おとは:ネオとトリニティが近づきすぎるとマトリックスが不安定になり、少し離れた状態だと最も安定するというのは、すごい発想!オタクがたまらない発想じゃないですか?!(笑)監督の発想はやはりすごいなと感動しました。

あと、私は機械萌えなので、今回登場する機械たちがめっちゃ可愛くて。ネオと顔を合わせるときに、機械がスリスリするんです。「生きてる!尊い!」って思いました。人間と共存している機械がいるのならば、もしかしたら機械だけで平和に暮らしている場所もあるのかも?と。そんな機械たちで一本、映画が作れそうだと思いました。

撮影:山口真由子

『マトリックス レザレクションズ』
大ヒット上映中!
原題:『THE MATRIX RESURRECTIONS』
監督:ラナ・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、
プリヤンカ・チョープラー・ジョナス、ニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、クリスティーナ・リッチ
オフィシャルサイト:matrix-movie.jp  オフィシャルTwitter:@matrix_movieJP  #マトリックス
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