パンサー尾形貴弘が、24日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に出演。その不屈の闘志が大反響を呼んでいる。
明日24日「水曜日のダウンタウン」の放送は・・・「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」深さ3m超えの自力脱出不可能な穴を使用して…芸人たちに超過酷ドッキリ#水曜日のダウンタウン#tbspic.twitter.com/XhAgcoa192—水曜日のダウンタウン (@wed_downtown) November 23, 2021
この日の説は、「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」。とあるキャンプ場を貸し切り、人が絶対に通らない森の中に、自力では脱出できない3.3メートルの深さの落とし穴を設置。芸人たちを別日で次々と落とし、それを午後2時から6時間、定点ウォッチングした。
彼らが挑むニセ番組は、『芸人トレジャーハンティング王決定戦』という宝探しバトル。だが参加者(ターゲット)は、スタート地点に向かう途中、落ち葉が広がる道の下に仕掛けられた落とし穴にあえなく落下。助けを求める声もむなしく誰も来ないまま10分経ち、15分経ち、30分、1時間と経過。最初は単なる落とし穴ドッキリだと思っていた芸人たちも何らかの「事故」だと確信し始めた。
そんな中、例えば、蛙亭の中野周平は救出も脱出も諦めて就寝する中、尾形だけは「登ってやるわ、じゃあ」と自力での脱出を決意。着ていたジャージを結んでヒモ状にし、地上の通路脇に架かっていたロープに引っかけ、這い上がろうとした。だが、ここが彼の間抜けなところで、片側を持たずに投げてしまったため、ジャージは引っ掛かりもせず、地上に投げ出されてしまう。
一方、例えばコロコロチキチキペッパーズ・ナダルが、ニセ番組への暴言を吐きまくり、チャンス大城がお経を唱えて救済を求める中、尾形はただひたすら、脱出を試みる。ジャージを失った尾形は、今度はTシャツなど残る衣服を脱いで全裸に。そのTシャツと、かぶっていたヘルメットを結び合わせてより長い即席ヒモを作り、再び、穴から5メートル先の地上のロープに引っ掛けようとトライ。
だが、何度投げても届く気配がないと判断した尾形。今度はピンマイクが入っていたウエストポーチをその即席ヒモにつけ、さらに強固なものに改良。
ヘルメット、さらにはポーチもついた、重さもある程度担保できるスペシャルヒモをグルグルと穴の中で回し、それを地上へ放り投げること27回。ヘルメットがフックとなり、ついに地上のロープに引っ掛かったのだ。だがやはり、フックが自分の体重を支えきれず、穴の中に何度も転倒してしまう。
だがこの2時間後、幸運にも、地上に張ってあるロープの片側が杭から外れ、穴の中に垂れてきたのだ。「そうだ!」とひらめいた尾形は、ロープに輪っかを作り、足場にするという知恵を発揮。
それを足場に登ると、落下から5時間45分経過した夜7時45分。ついに地上から手が届いたのだ。だがやはりロープが彼の体重を支えきれず、もう片方の杭からも外れてしまう。
まさに頼みの綱が切れてしまい、絶望に打ちひしがれていた尾形だったが、全裸のまま立ち上がると、「あきらめないぞ俺は。このロープが手に入ったってことはポジティブに考えよう」と考えを切り替え、今度は最初のロープより倍以上の高さにある頑丈なワイヤーに引っかけようと試みる。
何度も何度も投げ上げること実に113回。ついにロープを巧みに回転させ、ワイヤーと絡めて固定することに成功する。さらにそのロープの反対側を、落とし穴の中に発見した金具に通すことで、ロープが一直線に張った状態となり、地上への架け橋が完成。
だが、やはり細いロープに全体重がかかるため手足の痛みで登ることができず。もはや万事休すかと思いきや、今度は尾形は、防護用の分厚いシートを切り裂いて中の発泡スチロールをほじくり出し、クライミングの要領で登るための足場を作成したのだ。
壁を登りながら、より高い位置に足場を増設し、少しずつ登って行く尾形。だが25登目、何度も投げてワイヤーにせっかく固定したはずのロープが、あっけなく外れてしまう。
最悪の事態を前に、クライミングのみで勝負しようとする尾形。もはや限界を迎えていたはずの彼だったが、驚異の粘りを見せる。泥だらけの全裸のまま歯を食いしばって何度も何度も登っては転び、倒れ、そしてまた登り、這い上がっていく尾形。
企画スタートからついに7時間12分。地上に手をかけ、見事脱出すると、VTRをスタジオで見ていた出演者は大興奮。夏菜とトラウデン直美、さらには松本人志まで拍手で健闘をたたえ、劇団ひとりはガッツポーズで雄叫びを上げていた。
当然ネットも大沸騰。「東京オリンピックより感動したわ、、、、、」「まさかの感動大作に(笑)」「一人だけ突破ファイルなのよ」「パンサー尾形に惚れた。長年テレビを見てるけど間違いなく一番泣いた」「またギャラクシー賞か?」と、おぼん・こぼん企画に続くギャラクシー賞を期待する声もあった。
(執筆者: genkanaketara)