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アイスランド絶景オンラインツアーで氷の洞窟「サファイア・アイスケーブ」を探検! 幻想的空間に思わずうっとり


旅行代理店クラブツーリズムが、日本初企画「アイスランド絶景オンラインツアー」を2月27日に実施した。アイスランドはヨーロッパ最大の氷河を有しており、火山活動も世界有数のため、氷と火の国と呼ばれる。

ツアーの一番の目玉は、氷の洞窟「サファイア・アイスケーブ」。本年2021年のアイスケーブは数年来で一番美しい造形と評される。そんなアイスケーブの、しかもベストコンディションの日に撮影した最新映像を、現地ガイドのリアルタイムの解説付きで楽しむのが、今回のオンラインツアーなのだ。

そもそもアイスランドといえば、その国名は聞いたことがあるが、詳細に説明してと言われれば、ピンと来ない人もいるかもしれない。

場所は、ヨーロッパの北に位置する。グリーンランドの南西にあり、国土は北海道と四国を合わせたよりも広い10万3千平方キロメートルだ。人口は約36万人であり、東京都新宿区の人口が約34万人であることを踏まえれば、人口密度は非常に低い。人の手が入らず、ありのままの自然が国土の多くを占める国だ。

アイスランドを知れる博物館も兼ねた「ペルトラン」案内

アイスランドの首都レイキャヴィーク郊外にある複合施設ペルトラン。ペルトランはアイスランド語で真珠を意味する。1991年に建造されたこの施設は、最上階に回転レストランがあり、景色を一望できる観光スポットだ。

ペルトランには博物館もある。アイスランドの歴史やホッキョクギツネやオオジロワシ、パフィンにミンククジラといったアイスランドに生息する生物の展示があり、一度は訪ねておきたい施設である。なによりの見どころは人の手で作られたアイスケーブを体験できる「氷河ミュージアム」だ。

氷河や雪で作られた人工アイスケーブは、本物そっくりだという。中の気温はマイナス15度。たっぷり着込んでおかないと、凍えてしまいそうだ。

アイスケーブには青と白と黒の色がある。太陽光の反射によって青色に映り、気泡が入ったり空気が入れば白色に見える。黒色に見えるのは基本的に火山灰であり、石や岩による場合もある。噴火があれば黒い線が入るので、まるで年輪のようだ。

アイスランド・クイズ

オンラインツアーでは参加者が挑戦するクイズタイムが用意されていた。問題はアイスランドの歴史と現代に関する知識を問うもの。アイスランドを知る機会が設けられているのは嬉しい。

1問目は「首都・レイキャヴィークは日本語に訳すとどんな意味でしょう?」だった。正解は、「煙の入り江」だ。有史上で最初にアイスランドに移住したノルマン人である探検家インゴールヴル・アルナルソンが湧き出る温泉の煙を見て名付けた、という。

2問目は「ペルトランの入場料はいくらでしょうか?」だった。正解は4000円だ。実はアイスランドの物価は高い。ケンタッキーのハンバーガーも1000円はするという。オンラインツアー参加者も、これには驚きを隠せない様子だった。

そして、いよいよ、一番の目玉である「サファイア・アイスケーブ」の映像が流れる。

「サファイア・アイスケーブ」のオンライン探検へ

今回の映像を撮影したカメラマンであるヘレン氏のコメントに期待が高まる。カメラマンは、アイスケーブをどうやって見つけ出すのか。氷河の動きからあるだろう場所を読み解き、ドローンを駆使して探し出すという。

サファイア・アイスケーブへの道程は長い。ジープに乗って荒野を駆け抜け、その上で車では乗り入れられない道を徒歩で30分は歩くことになる。洞窟に辿り着くまでも冒険だ。

辿り着いた氷の洞窟。それには幻想的な絶景が広がっていた。洞窟には寿命があり、大きな洞窟ほど人間の力では守ることが出来ない。自然の力によって朽ちていく運命だ。だがしかし、そんな天然物だからこその美しさがここにはある。

ペルトランにある人工アイスケーブと同じ青と白と黒の色合いではある。だが巨大な洞窟の中のそれはひと味もふた味も違う。温暖化によって、どんどん失われつつあるアイスケーブ。一度は現物をこの眼で眺めてみたい。映像を見れば、そんな気持ちになる。

1000年前の火山灰が氷を灰色に見せる。その形状は滑らかだが不規則な凹凸だ。何故、このような姿なのか。洞窟の中を吹き荒ぶ風が竜巻となって削り取ることによって、この不思議だがおもわず眺めていたくなる見た目を作り出すのだという。

コロナ禍によって、今は観光客が居ない状態ではある。ピーク時であれば、100人以上がアイスケーブの中を同時探索するのだそう。オンラインであり、撮影だからこそ、じっくり観られるという利点は感じる。

透明度の高い氷の中には浮かび上がる石も見える。人間の手で作るのとは違う、自然が悠久の時をかけて生み出した美麗の極みだ。

アイスケーブは、雨の日に潜れば、青の美しさに溺れそうになる。曇天であればより、氷壁の青は鮮やかさを増す。晴天の時とはまた違った趣を求める人も少なくはない。天井から滴り落ちる水の勢いも相まって、神域のような厳かさすらある。

アイスケーブだけじゃない「アイスランドの見どころ」紹介

アイスランドの魅力は、氷の洞窟の他にもさまざまだ。20メートルは吹き上がる「ストロックル間欠泉」は迫力満点である。最高では40メートルに達することもあるという。

めったに見られない凍った滝の映像もあった。その名も「黄金の滝」。本来ならば、ここの見学は危険なので観ることはできない場所だ。特殊な撮影によってのみ得られる貴重な映像である。

輝く氷塊が多数流れ着いた海岸「ダイヤモンドビーチ」もある。黒砂であることから「ブラックサンドビーチ」と呼ばれることも。色合いも形状も多種多様な氷塊の中には、人間より大きな氷が流れ着いていることもある。

アイスランド最大の氷河湖である「ヨークルスアゥルロゥン氷河湖」も見どころである。ここはアザラシの天国だ。氷を抱いてプカプカと浮かぶアザラシの姿も見られる。

アイスランドはオーロラベルトが東から西にかけて帯びており、少し足を伸ばせばオーロラ鑑賞を楽しむスポットがあちこちにある。太陽のプラズマ粒子が磁気圏にぶつかり、大気圏に侵入した時に酸素原子や窒素分子と衝突する。その煌めきがオーロラと呼ばれる発光現象である。地元のアイスランド人でも、思わず見惚れるという。

心踊るオンラインツアーの企画が他にも

クラブツーリズムの次回のオンラインツアーは、3月14日に「ニュージーランド・テカポ湖 星空鑑賞ツアー」が実施される。巣ごもりしながら世界の絶景を楽しめるオンラインツアーを、是非とも体験してほしい。

クラブツーリズム オンラインツアーHP:
https://www.club-t.com/sp/special/common/online/

※画像はすべてクラブツーリズム提供

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