2018年にスタートした「グラビア・オブ・ザ・イヤー」(主催:キネマ旬報社、協力:ガジェット通信、powerd by ビルト・イン) は、グラビアアイドルDVD販売会社のプロフェッショナルにより、売上、本人による商品アピール、ファンサービス、話題性、情報発信などの活動を総合的に判断し、最もショップに貢献したグラビアアイドルを選ぶアワード。
今年も厳しくも愛情溢れるプロの目によって、2019年のグラビア界を盛り上げたグランプリ1名、優秀賞4名を選出。座談会の模様と共にその結果をお届けします。
<選考委員>
飯森弘憲氏/イーネット・フロンティア
伊藤昇氏/竹書房
上代憲司氏/グラッソ
河島英樹氏/ラインコミュニケーションズ
今野大輔氏/スパイスビジュアル
──昨年に続き「グラビア・オブ・ザ・イヤー」の選考会にお集まりいただきありがとうございます! まずは順番に、各メーカーさんのイチオシを伺っていきたいと思います。
飯森弘憲/イーネット・フロンティア(以下、飯森):はい。今回うちは、森咲智美一択でいきます! 彼女は、昨年のグランプリ受賞後に出した『森咲智美/more…』が森咲史上最も売れた。その後の『M』も史上2番目。貢献度から言っても彼女。さらに、昨年に続き2 連覇したいと公言している本人のやる気もあります! あとは参考までに、圧倒的に今年売れたのは大原優乃。彼女は全グラビアでも年間1位だと思います。オリコンでも総合7位売れ数が1桁違うんですが、まだ1作品だけなので今後に期待です。次は、グラドルらしいグラドルの伊織いお。彼女はやる気しかなくて、絶対に売れていきますよ。
上代憲司/グラッソ(以下、上代):実績は奈月セナが、かなり抜けていた印象があります。写真集などの動きもあって、1番に挙げたいです。あと、イベント集客で実績が上がってきているちとせよしの、ECに依らないセル店での貢献が大きかった芳野友美。樹さくらは、Twitterのフォロワーが8万を超えて人気が出てきている。来栖うさこはイベントでの頑張りがあるので期待を込めて。たくさん名前を挙げましたが、奈月が抜けている感はありますね。
今野大輔/スパイスビジュアル(以下、今野):良くも悪くも世間を騒がせたももせもも。Amazon、DMMのランキングでも1か月以上、1位から5位の中にいて、売上では1番だった。彼女はあまりの爆乳に、街を歩いていると視線がもの凄い集まって、隣で歩いているこっちが恥ずかしくなるくらい見られているんですよ(笑)。あと、山本ゆうもセカンドを出してますが、かなり良い。
河島英樹/ラインコミュニケーションズ(以下、河島):今回は鈴原りこをイチオシにしました。アイドル的なかわいさではなくて、素朴で素人っぽいけど、かなり攻めているので撮影会の人気が高い。動画配信が予想以上に売れてます。パッケージよりも配信で人気を得ていて新しい可能性を感じさせてくれました。あとは平田梨奈。彼女は元AKBというネームバリューがありますが、彼女自身に強い気持ちがあり、今後も期待できます。来栖うさこは、情報発信がすごい、SNS の告知量がもの凄いです。ちゃんと考えて、伝わりやすい文章で発信している面白い存在。あとは今年デビューのちとせよしの。奈月も勿論捨てがたいです。
伊藤昇/竹書房(以下、伊藤):うちは、森咲を推したいです。旧作が相当売れている。単純な売上なら奈月がトップです。次に8月にデビューした伊織。3000枚くらいは売れた。あとは葉月つばさ。非常に期待していたんだけど、10月の新作がもう少し売れていればうちは彼女を1番に推したいと思ってました。
──ありがとうございます。今年はグランプリ1名、優秀賞4名を選んでいきたいと思います。優秀賞は厳密な順位付けはしなくていいですが、グランプリはひとりだけ選びたい。
今野:それなら、1社しか推してない子よりも複数が推している子を選んでいく感じかな。
伊藤:うちはもう、森咲がグランプリでいいかなと(笑)。1位が森咲、次に奈月でいい。
飯森:総合的に言って、森咲が圧倒的だと思うんですよね。次に奈月。去年の実績もあるしね。でも、勢いという部分で鈴原、伊織の方が気になります。
今野:でも、奈月はそこまで攻めてないのに売れてるってすごいよね。
飯森:売上だけだったら大原ですよ。これは誰もかなわないです。でも彼女は、まだ1作しか出してないし、グラビアメインじゃないんでね。この賞はグラビアをメインの子にあげたい。森咲は去年よりもパワーを感じますよ。
河島:その意味では森咲もSNS発信力はありますよね。かなりキワドイ自撮り画像を挙げている。それは自発的な本人の努力ですよね。
飯森:そう、彼女は仕事が好きなんですよ。イベント後の打ち上げで売上を聞いてきて、それを手帳に書いている。そんな人いないですよ。
──森咲、奈月に話が絞られてきてますが、売上だけじゃなくて、どれだけ熱量を持って推しているか、あとは本人のグラビアに対する取り組みもポイントにしたいです。
伊藤:本人のやる気なら、森咲はずっとグラビアをやりそう。普通は、売れると露出が減るっていうけど、彼女はそんなことないですし。
飯森:イベントでは大変ですよ、水着の面積がどんどん小さくなってしまって(笑)。
──そうなるとやっぱり森咲ですかね。
一同:そうですね。
──去年に引き続き、最終的に今年もふたりの争いになりましたが、それではグランプリは森咲智美に決定します! 2連覇、おめでとうございます。
▲森咲智美
――引き続き優秀賞を選んでいきたいのですが、奈月セナは文句なしで受賞ですね。
▲奈月セナ
――続いて、スパイスさんはももせももは絶対ですよね?
今野:それはもう勿論です(笑)。次もうちから出すつもりですしね。
河島:実際、長くランキング上位に入ってましたし、実績は十分あると思いますよ。ももせはいいんじゃないですかね。
一同:良いと思います。
──皆さん異論はないということで、ももせももを優秀賞に。
▲ももせもも
――そのほかはどうでしょう。
今野:ざっと見てみると鈴原と伊織、それと葉月ですか? ランキングでも新作、旧作含めて彼女はよく見ましたね。
伊藤:伊織はうちだけが推してるのかな。飯森さんがもっと推してくれたら狙えるのに(笑)。
上代:ちとせはTV出演や、雑誌にもけっこう出てました。親知らずを抜いて腫れた画像を挙げたり元鉄工所勤務っていう経歴も面白い。
今野:期待値を込めて鈴原に。あとは、ちとせは入るって感じかな、2社から出していてTV出演もあって知名度もある。
――ラインさんとしては鈴原を推したいところで。
河島:そうなんですけど、うち以外リリースがないですよね。
今野:いや、うちしか出していない、ももせがいますから大丈夫ですよ(笑)!
河島:ももせはちゃんと実績作ってますからね。鈴原は世間的な認知度はまだかな。
伊藤:ちとせはうちがデビューだったんですけどね。九州出身で東京に出てきてね。
上代:九州の鉄工所を辞めて東京に出てきて1年くらい。夢ありますよね。
河島:葉月は、青森出身かな。地方出身のハングリー精神がある子が候補に入ってきてると言えませんか?
──確かに、ちとせは熊本、葉月は青森、ももせは大阪で、森咲は愛知。奈月が岐阜です。
飯森:伊織は神奈川だけどね、独りで秋葉原まで1時間くらいかけてイベントに来てますよ。順当に考えれば、鈴原、平田、あとは来栖とか。
河島:来栖なら、いっぱいSNSで告知してくれるからバズりそうですよね。
上代:ただ、葉月や伊織の方が現時点での知名度は上回っている感じがありますけどね。
飯森:それなら葉月がいいんじゃない。ラインさん、竹書房さんが推しているし。
今野:そう、彼女でいいんじゃないですか。
──分かりました。葉月つばさに決定しましょうか。
▲葉月つばさ
――さあ、あと残り1枠になりました。
伊藤:SNSの発信を頑張っている来栖は?
上代:グラビアアイドルとしての知名度をあげてきている最中ではありますけどね。
今野:そうなると、ちとせか、伊織かな。
上代:実績ベースで考えるとこのふたりになりますよね。優秀賞を5枠に増やすことができないなら伊織にしたいですね。
──確かに飯森さんが、今後絶対に売れるって言ってましたし、竹書房さんの実績も良いことを考えると総合的に伊織が良いですかね。
一同:そうですね。
──ありがとうございます。これでグランプリ、優秀賞が決定しました! 森咲智美の2連覇、最後まで競った奈月と、去年の再現になりましたが、そのほかの受賞者含め、今後のより一層の活躍に期待したいですね。選考委員の皆さんありがとうございました!
グランプリ受賞の森咲智美インタビュー
見事、昨年に続き「グラビア・オブ・ザ・イヤー」2連覇に輝いた森咲智美さんに、キネマ旬報社 代表執行役員の三浦理高氏から記念のトロフィーを授与、喜びの声を聞きました!
――2連覇おめでとうございます!
森咲:ありがとうございます! 昨年このグランプリを獲ってからずっと、今年は2連覇するって公言して、それに向けて頑張っていたので本当に嬉しいです。昨年、グランプリを獲った時はまだ実感がなかったんですが、この1年の間にだんだん実感が増してきて、グランプリの重み、プレッシャーを感じながら、でも大好きなグラビアの仕事なので楽しくできたんじゃないかなと思います。
――2018年はグラビアを極めたと仰ってましたが、2019年はどんな年でしたか?
森咲:今年はグラビアを極めつつ、エロを極めた、エロ過ぎるグラビアアイドルとしてかなり極めてきました。それもあってか、同じグラビアの子たちから声をかけられることが多くなりましたね。一緒に写真を撮らせてくださいとか、SNSをフォローしてくれるとか、私を見て勉強してくれる子がいたり、それはありがたいです。
あと、今年は、自分でプロデュースすることが多くなりました。衣装やメイク、写真そのものも。それで一冊の写真集を作ったんですけど、すごい大変でした。プロの方々の力のすごさを感じつつ、自分自身成長できていると思います。それに、インスタのフォロワーが200万人を突破しました! SNSは自分から発信できる唯一のものなので、それは今後も続けていきたいと思っています。
――周りが意識してくれるのとは逆に、周りの子たちを意識することはありますか?
森咲:みんな可愛いなって思いますね。だから私も抜かれないように、みんなの目標になれるようにって思いますし、グランプリに恥じないようにイベントとかでも他の子がやらないことをやらなきゃっていう責任を感じています。
――そのためにも体型を維持するのは大変なんじゃないですか?
森咲:最近、ジムに通うようになりました。パーソナルトレーニングを、週に1、2回くらいで、エロ尻を育てているところです。おっぱいもお尻もパワーアップして、まだ3年後なんですけど、美しい30代になりたいという目標をもって、次の日に筋肉痛になるくらいかなりがっつり鍛えてます。マネージャーにもくびれが前よりも出てきて、お尻も出てきたねって言われます。効果が出るのでより楽しんでトレーニングに励んでますね。
――グラビアを目指す子たちに何かアドバイスを送るとすると?
森咲:私はもともと自分に自信がないタイプなんですけども、そんな自分でも好きなことを極めれば1位になれる。だから私と同じように自分に自信がない子でも勇気を出して一歩踏み出して欲しい。いつ芽が出るのかってすごい悩んでいる若い子たちが多いんですけれども、やっぱり努力することが大事だなと思う。継続することはすぐには報われないけど、いつか自分の力になっていくので、何かを毎日続けて欲しいと思います。私はそれをずっと続けてきて今があるので。
――それでは最後に、来年の抱負を聞かせてください。
森咲:「エロ」をもっともっと見てもらえるように、世界の人に見てもらえるように羽ばたいていきたいですね。あとこの賞が「あの森咲が取った賞だよ」って言われるように、もっと幅広く活躍していきたい。グラビアだけでなく、もっとバラエティとかいろいろなお仕事かできるように頑張っていきたいと思っています!
撮影:深水周二郎
個人寸評&フィルモグラフィー
森咲智美/グランプリ
寸評:「日本一エロいグラドル」は今年になっても健在で、去年に引き続き2連覇を果たした。まだまだVレグで挑発されたいが、別フィールドでの活躍も期待したい。
2019年リリース作品
2/21『森咲智美/more…』(リップ/イーネット・フロンティア)
6/21『森咲智美/ M』(リップ/イーネット・フロンティア)
12/20『森咲智美 花びら』(竹書房)
伊織いお/優秀賞
寸評:Jカップの「二次元ボディ」を引っ提げて2019 年にイメージ映像デビュー。ルックスも良く、ダメなところがない逸材。
2019年リリース作品
7/26『伊織いお/ミルキー・グラマー』(竹書房)
10/25『伊織いお/Priority Body』(イーネット・フロンティア)
奈月セナ/優秀賞
寸評:抜群のプロポーションで、昨年のデビュー時から異彩を放っていた。ダイエットによりますます妖艶に変貌。
2019年リリース作品
2/28『奈月セナ/sensationalism』(エスデジタル)
2/28『奈月セナ/今、ココから…』(エスデジタル)
5/24『奈月セナ/Kiss』(竹書房)
8/30『奈月セナ/SENA in MALDIVES』(グレイトワークス)
11/20『奈月セナ/Inside You』(ラインコミュニケーションズ)
葉月つばさ/優秀賞
寸評:ロリかわいさと美尻が注目され、さらに方言でファンをメロメロにさせた。期待以上の大胆露出衣装は垂涎もの。
2019年リリース作品
5/20『葉月つばさ/すっぴん』(ラインコミュニケーションズ)
10/25『葉月つばさ/翼に触れて』(竹書房)
ももせもも/優秀賞
寸評:顔よりも大きい(?)Kカップ乳で「乳争い」の最前線に躍進。ぽっちゃりマニアのハートをガッチリ掴んだ。
2019年リリース作品
8/30『ももせもも/ももぱい』(スパイスビジュアル)
11/29『ももせもも/ももぱい2』(スパイスビジュアル)
<選考概要>
選考対象:2018年12月1日から2019年11月30日までに発売されたイメージDVD(BD)に出演しているグラビアアイドル
選考基準:上記期間内に、最もショップに貢献したグラビアアイドル
―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』