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ガイナックス社長逮捕「エヴァ」引き合い報道にカラーが抗議 SNSには「報道の悪質さに失望」「大切な作品に泥を塗られた」と憤りの声



声優志望の少女への準強制わいせつ容疑でアニメ制作会社「ガイナックス」社長が逮捕された報道の中で、「新世紀エヴァンゲリオン」の名前が使われていることに対し、現在「エヴァンゲリオン」シリーズを制作している株式会社カラーがホームページ上で作品との関わりを強く否定した。


以下、カラー発表の文面。


当社作品に係る一部報道について

今般、株式会社ガイナックス(代表取締役:巻智博)代表者を被疑者とする刑事事件に関する報道につきまして、『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品の名称を付した一部報道がされております。


『新世紀エヴァンゲリオン』を含めた『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に当該被疑者が関与した事実はなく、当社は、当該被疑者と一切関係ございません。また、当社代表取締役、『エヴァンゲリオン』シリーズの原作・総監督等である庵野秀明及び当社取締役、同シリーズで監督・副監督等を務めた鶴巻和哉のいずれも、当該被疑者と一切の面識や関わりはございません。


さらに、当社、庵野秀明及び鶴巻和哉は現在、株式会社ガイナックス及びこれに類する称号を有する法人との間に映像製作上、一切の取引関係を有しておらず、かつ、株式会社ガイナックスは、『新世紀エヴァンゲリオン』を含めた『エヴァンゲリオン』シリーズ作品について、何ら権利を有しておりません。


なお、2016年12月にご案内のとおり、当社は、株式会社ガイナックスに対して貸付金の返還を求めており、現在もなお係争中です。


上記のとおり、当該被疑者は『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品と全く無関係であるにも関わらず、今般一部報道において、『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に関する言及のあったことは誠に遺憾であり、強く抗議いたします。関係各位におかれましては、今後、同様の報道はお控えください。これ以降、同様の事象が継続した場合、当社は、当社及び当社作品に関するブランド価値の毀損、並びに当社作品の制作に従事するクリエイターらの名誉声望に対する侵害として、法的措置を含めた対応について検討させていただくことにつき、予めご案内申し上げます。


なお、2020年6月公開予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作及び上映について、今般事件による影響はございません。最後に、被害者にお見舞い申し上げると共に、1日も早い被害からの回復をお祈り申し上げます。





この発表をしたカラーの公式ツイートには、


・報道の悪質さに失望しました。既にエヴァはあの会社を離れて、カラーの元で制作されているのに……


・知らない人は勘違いしても仕方がないけどエヴァにマイナスイメージが付くとしたら許せない


・大切な作品に泥を塗られたような気がして怒りを覚えます


・マスコミの報道の仕方には配慮がありません。


・ブランドってこういうときは、とても怖いですね。


・スタジオカラーやエヴァンゲリオンシリーズ、ガイナックスについて詳しくない方々に誤解や偏見を与えかねない酷い報道でしたが、貴社の素早い対応には感動いたしました。


といったコメントが寄せられている。


株式会社カラーHP:

https://www.khara.co.jp/


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