日本電気とFiNC Technologies社(以下FiNC)は11月27日、センサー内蔵のインソールで「歩容」(歩行の質)を計測し、専用スマートフォンアプリからユーザーに合わせた理想的な歩容への改善をアドバイスする「A-RROWG(アローグ)」を発表。Makuakeでクラウドファンディングプロジェクトを公開しました。
センサー内蔵インソールを敷いた靴を両足に履いて歩行することで、歩行の軌跡、歩行速度、歩幅、設置角度、離地角度、足上げ高さ、外回し距離を計測してユーザーの歩容を推定。FiNC監修のアプリにより、推定結果からユーザーに合わせた理想的な歩容のアドバイスやトレーニングメニューを提供します。腰を痛めている場合は別のメニューを提示するなど、ユーザーに合わせてパーソナライズド化したメニューの提供が可能。
発表会場で実際に体験してみました。インソールを敷いた靴を履いて一往復歩くだけで、歩容を構成する各数値が計測されます。筆者はタイプDという結果が。
タイプDは「やや歩幅を広く」というアドバイスで、「体幹と足の筋力低下」「骨盤周りと足首がスムーズに動いていない」という傾向があるとのこと。ヤバい、体に衰えが……。
会場でもらった診断シートにあるQRコードを読み取ると、FiNCが提供するトレーニング動画を見ることができました。ユーザーの歩容に合わせて、具体的な改善のアドバイスがもらえるのが便利。
NEC執行役員の藤川修氏はクラウドファンディングの活用について「50人以上のアーリーアダプターから意見を集めたい」と、その狙いを語りました。プロジェクトにはMakuake Incubation Studioが参加。製品戦略の立案、Makuakeが保有するデータなどによる検証、ロゴやキービジュアルなどの制作をサポートしています。
プロジェクト公開後、半日も経たないうちに支援は117%を達成(執筆時点)、50人以上のアーリーアダプターを集める目的は達成されたようです。記事執筆時点で、30%オフの1万4000円で1セットを購入できるプロジェクトがまだわずかに残っています。プロジェクトは2020年2月25日まで公開。支援者には2020年5月に出荷を予定しています。
Makuake|美しい歩き方を追求する、NECの歩行センシングインソール A-RROWG|マクアケ –クラウドファンディング
https://www.makuake.com/project/a-rrowg/
―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』