5月22日にダイムラーを退職したディーター・ツェッチェ元CEOへ、ライバル企業のBMWが粋な計らいを見せ、話題となっています。
Retirement is about exploring your wide open future.(YouTube)
https://youtu.be/9rx7-ec0p0A
BMWの粋な計らいを見ることが出来る動画がこちらです。タイトルは、「引退とは広く開かれた将来を探検すること」。
引退の日当日、元CEOのディーターさんは社員に拍手で見送られ、記念撮影に応じたりします。IDを返却した後、社用車に乗り込み、ダイムラー本社から自宅へと戻ります。自宅前では、社用車の運転手と最後の握手。
社用車を見送った後、「ようやく自由に」という一文が表示され、自宅のガレージからBMW i8ロードスターに乗り込んだディーターさんが出てきたではありませんか。
ダイムラーの看板ブランド、メルセデス・ベンツの長年のライバルであるBMWは、「ディーター・ツェッチェさん、長年にわたり刺激的な競争ができたことを感謝いたします」というメッセージを贈っています。
日本では、「仕事人間の定年退職後は寂しい生活になりがち」といったネガティブな見方が一般的かもしれません。しかし、前向きな方向に視点を変えると、様々な仕事上のしがらみから解放され、残りの人生を自分なりに自由に探求していけるということにもなります。
ライバル企業同士だと、二言目には“大人の事情”という言葉が出てきがちですが、ライバル企業という立場を超えたところで、成熟した大人同士の関係性があるからこそ、こうした粋な計らいができるのでしょう。
BMW i8ロードスターに乗り込んでディーターさんが向かった先には、どういった未来が待っているのでしょうか。
※画像:『YouTube』より引用
https://www.youtube.com/watch?v=9rx7-ec0p0A
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 6PAC) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』