マイナビの2019年卒新卒内定状況調査によると、企業の採用充足率(内定者数/募集人数)は84.4%で、内々定辞退が「前年度より高かった」と答えている企業が34.0%となっています。
そんな中、日経産業新聞が2019年5月15日に掲載した『内定辞退の正しい伝え方、「直接会って、まず感謝」を』と題した記事中で、学生向けの内定獲得後のマナーセミナーで辞退する時にその企業に足を運ぶことを勧めており、ネット上で議論を巻き起こしています。
本日の日経産業新聞11面より。内定辞退が特集されています。内定辞退をしたい学生、内定辞退を防ぎたい企業、両方の対応をしなければ行けない学校、3つの視点から解説されているのが良いです。これは絶対的な解決策が見つからない永遠の課題ですので、最適解を模索しつづけるのだな、と思いました。 pic.twitter.com/AaE9C0Rn6X
—高田晃一/就職と採用グループ (@takada188) 2019年5月15日
本日の日経産業新聞11面より。内定辞退が特集されています。内定辞退をしたい学生、内定辞退を防ぎたい企業、両方の対応をしなければ行けない学校、3つの視点から解説されているのが良いです。これは絶対的な解決策が見つからない永遠の課題ですので、最適解を模索しつづけるのだな、と思いました。
この記事では、学習院大学のセミナーを取材。同大学のキャリアセンター担当事務長の淡野健氏の「自分を選んでくれた企業に感謝の心を持ちましょう」「就活を継続したい旨は内定先企業に伝えた方がいい」「メールの送りっぱなしや電話で完結してはダメ。必ずその企業に足を運ぶことが重要」という言葉を紹介しています。淡野氏は、リクルートで各事業のほか入社3年目より新卒採用経験を担当した経験があり、たびたび日経系のメディアに識者としてピックアップされています。
この記事には、「丁寧なメールで十分では?」という声が複数上がっており、「不採用の時にはメール一本なのに」という疑問も寄せられています。
落ちたときはお祈りメールなのに、辞退は対面を求めるのは、おかしいのでは。
辞退学生「 総合的に勘案して、この度御社を辞退することになりました。誠に申し訳ありませんが、御社の益々のご発展をお祈りしております」
これでいいやろ。 https://t.co/M00vQ4A5GE
—3割バッター (@GiropponYarou) 2019年5月15日
落ちたときはお祈りメールなのに、辞退は対面を求めるのは、おかしいのでは。
辞退学生「総合的に勘案して、この度御社を辞退することになりました。誠に申し訳ありませんが、御社の益々のご発展をお祈りしております」
これでいいやろ。
別のユーザーからは、地方の学生のことを考慮していないという意見が上がっています。
地方大学の学生だと、多くの場合は直接会いに行くのだって交通費がかかるんだよ! 首都圏目線のマナー業者さんには分かるまいがね。
内定辞退の正しい伝え方、「直接会って、まず感謝」を: 日本経済新聞 https://t.co/txaah0HLjq
—元サカ (@SciCafeShizuoka) 2019年5月16日
地方大学の学生だと、多くの場合は直接会いに行くのだって交通費がかかるんだよ! 首都圏目線のマナー業者さんには分かるまいがね。
さらに、内定辞退届を出した時の文面を公開したツイートも。
内定辞退届って僕のときには様式がなかったんで自分で作ってくれと言われて作ったんだよね。まだHDDに残ってたので書き方とともに出しておくね。この程度でいいんですよ pic.twitter.com/DwMr6pVqI2
—まつーらとしお (@yearman) 2019年5月16日
内定辞退届って僕のときには様式がなかったんで自分で作ってくれと言われて作ったんだよね。まだHDDに残ってたので書き方とともに出しておくね。この程度でいいんですよ
「時間の無駄」「会社に来られても困る」という声や「専用のフォームを作れば?」という意見も上がっていた内定辞退時のふるまい。丁寧な対応を心がけるという点に頷けるものがあるものの、「謎ルール」を作り出されるのはちょっと……という人が多いのではないでしょうか。
※画像は『足成』より
http://www.ashinari.com/2008/12/08-010934.php [リンク]
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