月面ナチス映画の続編『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』の監督、ティモ・ヴオレンソラの来日が決定した。
月の裏側にナチスが秘密基地を建設し、人類を侵略するという奇抜な設定で観客の度肝を抜いた2012公開の映画『アイアン・スカイ』。その30年後を描く続編『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』は、地底に広がる未開の世界“ロストワールド”に眠る聖杯をめぐる物語で、ヒトラーが恐竜に乗っているポスタービジュアルや特報映像が人々の頭を混乱させ、話題となった。
関連記事:ヒトラー、恐竜に乗って宣戦布告。 月面ナチス映画続編『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』日本公開
ティモ・ヴオレンソラ監督はフィンランド生まれの39歳。一作目の『アイアン・スカイ』はそのアイデアに映画完成前から早くもファンができ、クラウドファンディングで1億円ものカンパを集めて完成された。なお、ヴオレンソラ監督の人気はとどまることを知らず、続編となる今作では1.5億円ものカンパが集まったという。これも、完成した一作目への満足度が非常に高かったという証拠だろう。
一作目の日本公開の際も来日しているヴオレンソラ監督。2012年フィンランド映画祭のオープニングセレモニーに登場し、大ファンだというきゃりーぱみゅぱみゅとのコラボレーションを行った。また、『機動戦士ガンダム』の生みの親であるアニメ監督・富野由悠季氏とニコニコ生放送で対談し、『ガンダム』や『宇宙戦艦ヤマト』への愛を語るなど、日本のポップカルチャーへの造詣の深さを見せた。
今回の来日では、5月29日に行われるジャパンプレミア試写会へ登壇し、ファンの前に姿を見せてくれる予定だ。
『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』
7月12日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開
公式サイト:ironsky-gyakushu.jp
―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』