全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。以前好評だった「電車の乗り換え」と「ラーメン」をテーマにしたこのシリーズ。
同じ会社の電車であれば(JR→JR、東京メトロ→東京メトロなど)、基本的には改札を出ることなく乗り換えるのが通常だ。しかし稀に駅の構造上の問題で、同じ会社の電車であっても改札外に出ないと乗り換えられない駅がある。東京メトロでは改札外乗り換えは「30分以内」と規定されている。
▲乗り換えは30分以内と規定されている
つまり、改札を出てから乗り換えの改札に入るまでが30分以内であれば追加運賃は取られないという規定だ。
https://www.tokyometro.jp/ticket/guide/transfertime/index.html
ラーメンは短い時間でサクッと食べられてしかも美味しいのが魅力!
もしかしたら乗り換えの「30分以内」で美味しいラーメンが食べられるんじゃないか?
ということで前回、飯田橋で成功を収めた筆者は、今度は有楽町駅で実験を敢行。有楽町線を降りて、改札を出、30分以内にラーメンを食べて都営三田線(日比谷駅)の改札に入るという作戦だ。
12:25 有楽町駅有楽町線改札
12:25に有楽町線の改札を出、ラーメン店に向かう。
狙うは有楽町ビルB1にあるはまぐり料理専門店“伊勢桑名 はまぐり屋 貝縁”。創業明治のはまぐり問屋“マルタカ水産”の系列店。ここではまぐりラーメンを提供しているのだ。
12:35 “伊勢桑名 はまぐり屋 貝縁”
▲伊勢桑名 はまぐり屋 貝縁
ランチの『はまぐりラーメンセット』を注文。大盛が無料だったので大盛で。このお店、ラーメン店ではなく、基本的には居酒屋なので、席数もメニュー数も多く、提供に少し時間がかかる。
ラーメンが到着したのが12:45。あと10分。これはマズイ! 30分しかないのに大盛にしてしまい、若干後悔。
▲はまぐりラーメンセット
はまぐりラーメンとはまぐりしぐれご飯、サラダのセット。はまぐりが6個も乗っていて、スープにもかなりはまぐりの旨味が出ており、潮汁のような雰囲気。シンプルだが麺の歯ごたえがよく、飽きがこない。締めにはまぐりしぐれご飯にスープをかけてお茶漬け風にいただく。
12:53 日比谷駅都営三田線改札
何とか5分で食べ終え、小走りで駅に急ぐ。ギリギリ中のギリギリ。全くゆっくり味わえず、私は何をやってるんだろうと一瞬我に返る。
第二弾も何とか成功したが、果たしてこのシリーズ、どこまでいけるだろうか。
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(執筆者: 井手隊長) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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