1980年代に大ヒットした寺沢武一先生の漫画作品『コブラ』。左腕にサイコガンを持つ宇宙海賊・コブラの活躍を描くSFアクション作品で、今なお根強いファンの多い作品です。
クリスタルボーイの名前の秘密が明かされる
先日、作者の寺沢武一先生が『Twitter』を更新し、主人公・コブラと何度も死闘を演じ、最大の宿敵として人気の高いキャラクター・クリスタルボーイについての秘密を公開。「知らなかった!」という声が殺到し、1万件以上のリツイートを集めるなど、ファンの間に衝撃を走らせたのです。
僕の漫画コブラに出て来るクリスタルボーイのボーイのスペルはboyではなく、Bowie です。デビットボウイのボウイです。鞘付きナイフの事で、隠語で切れ味が鋭いという意味もあります。それでクリスタルボーイです。 pic.twitter.com/BthX3rubql—寺沢武一 (@buichi_terasawa) 2018年1月12日
僕の漫画コブラに出て来るクリスタルボーイのボーイのスペルはboyではなく、Bowie です。デビットボウイのボウイです。鞘付きナイフの事で、隠語で切れ味が鋭いという意味もあります。それでクリスタルボーイです。
なんと、クリスタルボーイの“ボーイ”は、少年を意味する「Boy」ではなく、鞘付きナイフを指す「Bowie」で、しかも「切れ味が鋭い」という意味も隠されていたのです。
その名前のイメージもあって、どこか可愛らしい印象のあったクリスタルボーイですが、ネーミングの意味を知ると急に敵キャラ感が強くなってきました。
『Twitter』に寄せられたファンからのコメント
寺沢武一先生のこの投稿にはファンからたくさんのコメントが寄せられました。その一部を紹介します。
・えぇ・・。知らなかったです。カッコいい。
・マジか!!!
・子供の頃よりこんな恐ろしいやつのどこがボーイだよ!って思いながら観てました!
・クリスタル・ボーイ。「硝子の少年」時代ではなかったのですね
・クリボーではなくてクリボウなんですねわかりました
・アダルトなクリスタルボーイがあえて「少年」を名のるという諧謔的な表現なのかと思ってました。
・強くて鋭い最強の敵役ですね!
・何でおっさんなのにBOY何だろ?って思ってた。
・これはまぎれもなく一大事件の案件です
・「レディ」との対比でboyだと勝手に思い込んでいました。
・『コブラ』の大ファンで、2年前に他界をした父に教えてあげたい。
・じゃあ、ボーイじゃなくて、ボウイって書いてよ…
・ネーミングにも捩りの妙を感じます。やはりこういうところが先生のセンスなのだなと感慨深くなりました。
スペルを間違えて商品化されたことも……
このように、ファンの多くが少年を意味する「Boy」であることに違和感を持ちつつも、完全に「Boy」だと思い込んでいた様子がうかがえます。
しかし過去にはクリスタルボーイを「Crystal Boy」と表記して商品化された玩具などもあったようで、ファンがそう思い込んでしまうのも必然だと言えるでしょう。
今までに気付けるチャンスは用意されていたというのに!←悔しいしかし、メーカーによってはやらかしちゃってますね。 pic.twitter.com/Z5pz1n7XfV—たけやぶ (@takeyabuyaitemo) 2018年1月12日
今までに気付けるチャンスは用意されていたというのに!←悔しい
しかし、メーカーによってはやらかしちゃってますね。
1978年の連載開始から40年経過して初めて明かされた真実。もしかしたら他の漫画作品にも今まで明かされたことのない設定がたくさん潜んでいたりするのかもしれませんね。
※画像は『Twitter』より
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