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HDRに対応した新『Amazon Fire TV』レビュー 音声アシスタント『Alexa』への対応に期待大



Amazon.co.jp(以下Amazon)が10月25日に出荷を開始したメディアストリーミング端末『Amazon Fire TV』新モデルのレビューをお届けします。


60fpsの映像再生やHDRによる鮮明な画像と色彩の再現、Dolby Atmosの音響技術に対応。4K Ultra HDとHDR対応テレビに接続することで、『Amazon プライム・ビデオ』や『Netflix』などから配信される高画質・高音質なコンテンツの再生が可能になりました。1.5GHzのクアッドコアプロセッサー、2GBメモリーと8GBの内蔵ストレージを搭載。スティック型端末『Fire TV Stick』より40%性能を強化しているとのこと。価格は8980円(税込み)です。



パッケージ内には本体とリモコン、リモコン用の乾電池、ACアダプター、電源用USBケーブルが付属します。




本体がHDMIケーブルと一体化してコンパクトになり、テレビのHDMI端子からぶら下げて取り付けが可能になりました。


4K Ultra HD対応コンテンツのストリーミングには大容量のデータ通信が発生しますが、有線LAN接続する際には別売りのイーサネットアダプターが必要になります。Wi-Fiはデュアルバンド、デュアルアンテナWi-Fi (MIMO)、802.11a/b/g/n/ac対応です。



リモコンは音声認識用のマイクが付属。『Amazonビデオ』コンテンツやアプリの音声検索が可能。





セットアップ手順は次の通り。起動後に言語を選択し、ネットワークに接続。Amazonアカウントでログインすると機能紹介の動画が再生されます。続いて、利用するアプリを選んでインストールするとホーム画面を表示、利用可能になります。




検索メニューから「4K Ultra HD」で検索し、『Amazon プライム・ビデオ』の4K Ultra HD対応作品、『RAKUEN 三好和義と巡る楽園の旅』を視聴してみましたが……。



編集部に4K対応テレビがなかったため、自動でHD解像度での再生に。その実力が十分に検証できなくて残念……。



続いて、音声認識リモコンによる音声検索を試してみます。リモコンのマイクボタンを長押しして、発信音が鳴ったあとに検索ワードを話せばよいのですが、画面にヒントとして表示された文言に気になる内容が。



Alexaに「What’s my Flash Briefing?」と言ってください


ほかにも


・Alexaに「Play some jazz.」と言ってください

・Alexaに「What can I say?」と言ってください

・Alexaに「Reorder laundry detergent.」と言ってください


といったヘルプが表示されました。


何度か使っているうちに「Alexa」を含むヒントが表示されなくなりましたが、これは日本でも『Fire TV』の『Alexa』への対応が近日中に予定されているということなのでは?


『Alexa』といえば、Amazonが開発するクラウドベースの音声アシスタント。ユーザーが話しかけるだけで音楽の再生、ニュースやスケジュールの読み上げ、タイマーやアラームのセット、スポーツ結果の確認などが可能。英語圏とドイツ語圏では既にサービスを開始していますが、日本では『Alexa』とスマートスピーカー『Amazon Echo』が年内に展開することが発表されています。


Amazonが音声アシスタント『Alexa』とスマートスピーカー『Amazon Echo』について年内の国内投入を発表

http://getnews.jp/archives/1920065[リンク]


『Fire TV』も、英語・ドイツ語圏では『Alexa』に対応しており、米国では『Fire TV with 4K Ultra HD and Alexa Voice Remote』として販売されています。


All-New Fire TV –Amazon Official Site –Streaming Media Player(Amazon)

https://www.amazon.com/dp/B01N32NCPM/



これはひょっとして……と思い、「Alexa、ジャズをかけて」とマイクに話してみたところ、「ビデオ/アプリのカタログで検索条件に一致するアイテムが見つかりませんでした」という結果が。日本ではまだ『Alexa』が提供されていないので、当然の結果ですね。


『Alexa』の国内での提供が開始すると、ヒントにあるように『Amazon Prime Music』から好きな音楽を再生したり、洗剤を購入したりと、音声エージェントを利用した様々なサービスが利用可能になるものとみられます。まだ発売されていませんがスマートスピーカーの『Amazon Echo』を持っていなくても、『Alexa』を試す入門編の端末として『Fire TV』の利用価値が一段と高まりそうです。


ちなみに、4月に発売されたドングル型のメディアストリーミング端末『Fire TV Stick』も、新モデルでは音声認識リモコンが標準で付属するようになり、英語・ドイツ語圏では『Alexa』にも対応。こちらは4980円(税込み)とさらにお手頃価格なので、『Alexa』入門端末として気軽に試せそうです。


―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』
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