一般に、サイバー攻撃のリスクが高くなるという長期休暇の時期。休み中は子供も含め、家族がネットに触れる機会も増えることから、いつも以上に情報セキュリティに関する注意が必要です。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、小中高生から大人まで、幅広くセキュリティ対策について学べる冊子『ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック』を作成し、7月からは電子書籍版を無料で配信中。編集部宛てに、通常は配布していない製本された冊子が届いたので、内容をご紹介します。
『ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック』は、約150ページにわたって、サイバー攻撃やネットにまつわる犯罪・トラブルを解説し、セキュリティ対策について具体的な対処法をまとめたハンドブック。一見、小難しそうですが、イラストをふんだんに使って読みやすい内容になっています。
長い休みに入る前には、パソコンにセキュリティソフトを入れてOSをアップデートしておくのは当然のこと、スマートフォンの防水機能への注意喚起や、海外でのスマートフォンやタブレット使用の注意点など、夏休みに参考になる項目にも目を通しておくとよいのでは。ネットストーカーやネットいじめ、SNSの炎上、災害時の行動など、時間のある休み中に家族で議論しておくとよさそうなトピックも網羅しています。
PDF版のダウンロード、電子書籍版を配布しているネット書店のリンクなどはNISCのウェブサイトに公開されています。
情報セキュリティハンドブック[みんなでしっかりサイバーセキュリティ]
https://www.nisc.go.jp/security-site/handbook/index.html
ちなみにこのハンドブック、著作権はNISCに留保されますが、内容に改変を加えないことを条件に、印刷製本して無料配布することや、ページ単位やイラスト単位での利用、分割や抜粋しての配布などが許諾されています。
―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』