6月9日の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で、「関ジャムJ-POP史 歌のプロが選ぶ とにかく歌唱がスゴいアーティスト20人!!」という企画が放送された。
この企画は、プロらが選ぶ、歌がうまいJ-POPアーティストが20人紹介されるもの。名だたるアーティストたちが選ばれる中、13人目として選ばれたのが、ロックバンド・Official髭男dismの藤原聡(31)だった。
藤原を選んだひとりは、CHEMISTRYの川畑要(44)。推薦した理由について、「とにかくこのハイトーンをキープして歌うのはすごい」「僕もカバーしようと思いましたが、原曲キーでは無理でした」と絶賛。
さらに、音楽プロデューサーのヒャダイン(42)は「抑えた表現から張った表現までお見事」と褒め、急に音程が上がる高音が注目されていた。
しかし、ネット上からは、「高音だとうまいという風潮」「高音が上手い定義なら上手いのは女ばかりになる」「高音出て凄いはマジで素人の考えだよな……テレビ受け的にその方が良いのかもしれんが」という疑問の声が集まっていた。
また、その後も番組ではMrs. GREEN APPLEの大森元貴(26)が選ばれ、注目ポイントとして取り上げられたのはやはり「女性ソプラノのような高音」だったが――。
「他にも番組では、小田和正(75)山下達郎(70)や忌野清志郎(享年58)などレジェンドも取り上げられていましたが、基本的には若手中心。さらに若手男性ボーカリストの“すごい”点が『高音が出る』という点だったことに一部視聴者は違和感を抱いたようです」(芸能ライター)
高音が出るアーティストと言えば、他にもスピッツの草野マサムネ(55)やB'zの稲葉浩志(58)なども挙げられるが、取り上げられなかった。
「男女合わせて枠が20人のため、こうした企画ではどうしても取りこぼしが出てしまうもの。しかし、女性ボーカリストでもmiletが選ばれてSuperflyの越智志帆(39)が選ばれないなど、疑問が残った人も多くいたようです」(同)
日本に上手いJ-POPボーカリストが多くいるからこそ、選定基準や取りこぼしが物議を醸してしまったようだ。