4月20日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、チャット型AI「チャットGPT」について特集。コメンテーターとして出演しているテレビ朝日局員の玉川徹(59)の発言にネット上からは冷たいツッコミが集まっている。
イタリアなど欧州では規制が行われているチャットGPTだが、日本では「オープンAI」のサム・アルトマンCEO(37)が来日して岸田文雄首相(65)と面会。今後、日本に事業拠点を設ける意向を明らかにしたことから、政府や自治体などの導入の動きが進んでいる。
そんな中、神奈川県横須賀市でも、広報資料のたたき台や会議の議事録などの業務でチャットGPTの活用を開始。し始めるという。
なお、横須賀市では、チャットGPTに個人情報は入力しないとしている。番組で取材いたところ、市民からはポジティブな声もあったが、「個人情報がうまく吸い取られて取り返しのつかないことになったりするんじゃないか」といった懸念も聞かれていた。
この話題について玉川氏は、「AIっていうのは道具なので。それも、今までの人類が手にしてない、ものすごく力を秘めた道具なんですよね」とコメントした。
また、玉川氏は、「道具であるということはやっぱり危険性も当然ながらあるんで。刃物は料理も作れるけど人も殺せるわけですから。だからそういう風なことでちゃんと規制をかけながら進めていかなくてはいけない」とし、「もうね、進むことを止めることはできないと思いますよ」と強調。「だから規制を掛けつつ進むことが大事」と指摘していた。
この発言にネット上からは、「玉川氏はChatGPTで何ができるか何てイメージできていないんでしょうね」「チャットGPTの事、良くわかってないんだろな」「chatGPTが何でも教えてくれるかのように騒がれ問題視されているが、あくまで情報のソースは従来と何も変わらない」といった声が集まっていた。
「玉川氏はチャットGPTがあたかもなんでも答えてくれ、文章を作成してくれる未知の道具であるかのように話していましたが、実際には既存の情報から該当するものを拾い集めているもの。また、同じような質問を繰り返せば定形文のような返答しか返って来ず、使う側のスキルも求められます。誰でもすぐに完璧に使いこなせるものではないということを分かっていないのではないかと疑う声も集まっていました」(政治記者)
チャット型AIの専門家ではない玉川氏に、専門的なコメントを求めるのも少々気の毒かもしれない。