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日テレ特番『70年分スクープ映像』がまるで政治家のイメージアップ番組で「気持ち悪い印象操作」の声


 3月20日、日本テレビの開局70周年特別番組『70年分のスクープ映像一気に見せます!日本が動いた瞬間TOP100』(日本テレビ系)が放送されたが、政治家の失態を“キャラ”としてエンタメに消化した内容にネット上から「本当に最低の番組で気分が悪い」「自民党のプロパガンダ番組許せないんですけど」とクレームが殺到している。

 同局に眠る70年分の報道素材から厳選した貴重なスクープ映像をランキング形式で紹介する番組で、スタジオには、河野太郎デジタル大臣(60)や蓮舫参院議員(55)、元衆院議員の亀井静香氏(86)らがゲストとして出演した。

 視聴者から批判を受けているのが、「ドヤ顔部門」「大人げない政治家部門」「強烈キャラ部門」「永田町ベストボーカリスト部門」「歴史に残る女性政治家部門」「政治家想定外ランキング」と部門分けされた「政治映像ランキング」や国会でのありえないシーンを映し出した「決定的瞬間」。

 マイナンバーについての会見で「ゲスの極み乙女」の楽曲『私以外私じゃないの』の替え歌で「私以外私じゃないの。当たり前だけどね、だからマイナンバーカード」と歌ってドヤ顔する甘利明大臣(73)や2020年当時防衛大臣だった河野大臣が野党からある条文を読むように求められ、やり直しを求められても3度にわたり聞き取れないほどの早口でまくしたてる姿などを放送。

 また、1992年に与党の出した法案に反対するも多数決では勝てない野党の議員が、わざと牛歩のごとく遅く歩きながら時間稼ぎをする“ありえない秘策”をとった映像も流れたほか、当時の財務大臣だった管直人衆議院議員(76)が「国会の居眠り王」と追及される場面も公開。その他多数の議員が国会で居眠りしている姿をとらえた映像が流れると、スタジオで見ていた蓮舫議員は大爆笑だった。

 その他、国会中にガラケーでテトリスに夢中になる議員やり釣り情報を見て“サボる”議員の姿や、なりすまし投票、選挙法違法を追求され苦しい言い訳をする議員の恥ずかしい姿も放送されたが、番組はいずれもおもしろおかしく編集。

 こうした内容に、ネット上の視聴者から「政治家をエンタメにしたらイカンでしょ」「河野太郎氏を持ち上げ、蓮舫氏も持ち上げ、小池百合子氏まで持ち上げる気持ち悪い印象操作」「自民党応援番組なのか?」「酷い番組。政治家のお茶目な姿を見せて、好感度を上げようと?」「河野氏のふざけた答弁を茶化してスタジオで爆笑…。いやマジでテレビの影響力って案外大きいんですよ。実際は全く笑えない問題をこうして愛すべきキャラに変えるのは罪深い。」「まさに自民党に忖度し過ぎで呆れた」と批判の声が殺到。

「本来はいずれも追求されるべき政治家の失態ですが、番組ではスタジオゲストや芸能人パネラーが爆笑したりイジッたりして完全にエンタメ化。出演者らが政治家の行動を正当化したり持ち上げたりしている姿も異様な光景でしたね」(政治記者)

 ほかにもネット上では「河野太郎と蓮舫もてはやしてずぶずぶやん。」「自民党のイメージアップの為ですかね?? まじで気持ち悪いよ…」「河野・蓮舫イメージアップ戦略してんの?選挙前だから?気持ち悪いぞ」という疑惑の声も集まっていた。

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