11月29日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)でMCのマツコ・デラックス(50)が放った一言が賞賛を集めている。
この日の前半のテーマは「イルミネーションの世界」。イルミネーション好きが高じて、デコトラから自宅のド派手なイルミネーションに乗り換え、有名になった石川智之さんが案内人として登場する。かつてはニュースにも取り上げられるほどの有名人だった石川さんを見るやいなや、マツコは「この人知ってる!」と一言。絶頂期は5000人もの見学人を集め、自宅周りには交通整理の警備員を配置していたという石川さんだが、あまりに多くの人が集まりすぎたことから、10年ほど前に自宅イルミネーションを断念していたという。
石川さんが断念したことで、自宅イルミネーションのブームも去ったかのように思われていたが、実はそうではない様子。マツコは「今本当に(イルミネーションをしている家庭)見かけなくなったもんね。だから本当に日本が不景気なんだよね」と、がっかりした表情で石川さんに語りかけていた。
実際、マツコの言う通り不景気やコロナ禍による自粛で自宅イルミネーションをする人は確実に減少しているのだそう。ツイッター上でも「確かにド派手なイルミネーションしている家見かけなくなったよね。昔はよく近所に見にいったなあ」「震災もあって節電傾向になったし……」といった声が飛んでいた。
自宅イルミネーションこそやめてしまった石川さんだが、イルミネーション愛はいまだに持ち続けているようで、ショッピングモールや駅前など、身近なイルミネーションスポットをみんなに知ってもらいたいと紹介。東京ドイツ村や伊豆ぐらんぱる公園などの有名スポットとあわせて、アリオ葛西やアリオ西新井のイルミネーションを推していた。
そんな石川さんをマツコは「まさかアリオから何かもらっているってことはないわよね」といじりつつ、「みんな落ち込んだらイルミネーションに飛び込んだらいい」とポツリ。パープルのライトなど、最新のイルミネーション事情に興味津々な様子を見せていた。
このマツコの何気ない一言に「マツコのこういうさりげない優しさ好きだわ」「マツコがイルミネーション好きってなんだか意外で親近感わく」「イルミネーション減ってて本当不景気なんだなって思ったけど、マツコの一言でなんとなく励まされたわ」といった声があがっていた。
「こういうさりげない気遣いがあるからこそ、マツコは多少失言があっても許されてしまうんですよね。ここ最近の放送では、田園都市線を偏見で語るマツコを批判する声がありましたが、それも許されそうなムードですね」(芸能ライター)
毒舌と気遣いのさじ加減が絶妙なマツコ。来年の人気も安泰といえそうだ。