11月24日に杉咲花(24)と杉野遥亮(26)が出演する連続ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール』(日本テレビ系)の第7話が放送され、平均視聴率8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。奈緒(26)演じる主人公・赤座ユキコ(杉咲)の姉・イズミのセリフに大きな反響が集まった。
同ドラマは、弱視の主人公・赤座ユキコと心がピュアな不良少年・黒川森生(杉野)による新感覚ラブコメディー。
第7話では、金沢獅子王(鈴木伸之・29)に想いを寄せるイズミのために、ユキコが自宅に黒川と獅子王を招き誕生日会をすることに。いろんな一面を見てますます恋心を募らせたイズミは、獅子王が自宅の鍵を忘れていることに気がつき届けることに。そこで、好きな気持ちがあふれ出たイズミは「好きなんです。獅子王さんのことが」と告白。
しかし、獅子王から「自分は普通じゃないんです」「俺の思い人は男なんです」と打ち明けられ告白を断られてしまう。その後、同じジムで鉢合わせし、気まずそうにする獅子王にイズミは「私、獅子王さんのこと“推し”だと思って見守っていいですか?」と提案。男が好きな自分に引いたかもしれないと心配していた獅子王に、「私はただ獅子王さんの幸せを近くで応援していたいんです。推しの幸せは夢ですから」と笑顔を向け、恋人でも友達でもない新しい関係をスタートさせる……という展開だった。
するとツイッター上では『推しの幸せ』というワードが早速トレンド入り。一般的に“推し”とは“人に勧めたいほど好きなモノや人”という意味で使われており、“推しメン”や“推しキャラ”のように使われているが、イズミのセリフに「全力で同意。オタクの総意」「そうなんです!推しが笑ってるだけでオタクは幸せなんです」「見ていたオタク全員共感」「名言すぎる」と、共感の声が続出した。
「というのも、好きだからこそ好きな人(キャラ)の見たくなかった部分には厳しくなるもので、特に熱愛が発覚したときは暴走したファンによるネット叩きが過熱することがあります。しかし、たとえ自分の恋が報われなくても相手の幸せを願うイズミの姿に『まさに推しの鏡』『届かぬ想いを胸にしまって笑顔で応援するイズミに泣いた』『見返りを求めずに推しの幸せを応援する……いろんな意味で刺さった』『推しとオタクは決して恋愛的な意味では交わらないけど、特別な存在ではあり続けるオタクとしてなんかもううわぁ!ってなっちゃったよ…』と、色々と考えさせられた人も多かったようです」(芸能ライター)
ユキコと森生だけではなく、いろんな人の葛藤や想いを丁寧に描いていることから「気付きが多いドラマ」との評価を受けている同ドラマ。今回は、多くのオタク心に響いたようだ。