天海祐希(54)が主演を務める連続ドラマ『緊急取調室 シーズン4』(テレビ朝日系)の第7話が9月2日に放送。その内容が、田村正和さん(享年77)が主演を務めた人気シリーズ『古畑任三郎』の“ある回”に「そっくり」「ほとんど同じ」だと話題になっている。
同ドラマは、真壁有希子(天海)が所属する『緊急事案対応取調班』(通称・キントリ)が、可視化設備の整った特別取調室で犯人と一進一退の心理戦を繰り広げる姿を描いたドラマ。
第7話では、警視庁に「失踪した医師の霊から助けを求められた」と人気霊能力者・貴船馨(板谷由夏・46)が訪ねてきたことから、失踪中の美容外科医・小林英ニ(黄川田雅哉・41)の捜査に協力してもらうことに。しかし、自宅を訪ねたときに対応したのは双子の妹・佐久間渚(板谷・二役)。その後、妹に伝言を頼み馨に透視してもらったところ、小林の遺体を発見できたのだが……。
真壁は、妹の佐久間渚と小林に接点があったことや、首に手をあてるクセなどから姉と妹が同一人物であるとにらむ。捜査を続けるうちに、妹が姉・馨になりすましていることが判明し、小林殺害の犯人だと判明。さらに、小言を言われることに限界を感じ、さらに幼少期から常に自分よりも注目を集めていた姉に嫉妬し馨までも殺害していたことがわかるという展開だった。
この展開にネット上では「古畑任三郎の松嶋菜々子の1人2役の殺人事件エピソードにそっくりじゃない?」「今日のキントリは古畑任三郎の松嶋菜々子の回と同じだなぁ」「古畑のラストダンス的展開」といった指摘が続出。というのも、松嶋菜々子(47)は『古畑任三郎ファイナル』(2006年)の “ラスト・ダンス”とサブタイトルがついた回に犯人役でゲスト出演しているが、その内容が地味で化粧っけのない双子の姉・もじみが、社交的で美人な妹・かえでに嫉妬して殺害するというもので、松嶋が一人二役で演じている点が類似しているためだ。
「しかし“双子が片割れを殺した事件”、“女優が一人二役を演じている”という点以外は、設定も違うため『似すぎ』との指摘には違和感があります。ただ 、15年以上前の作品でありながらこのような指摘が多く見られたのは、“田村正和さん追悼特別番組”として最近『古畑任三郎』の傑作選が再放送されていたからでしょう。そこで『ラスト・ダンス』の回も放送されていたので、印象に残っていた人が多かったのかもしれません」(芸能ライター)
思わぬところで設定を指摘されることになった『緊急取調室』。どちらも長年続く(続いた)人気シリーズという共通点があるが、視聴者に与えたインパクトでは『古畑』のほうが勝っていたのかもしれない。