木曜劇場『推しの王子様』(フジテレビ系)の第5話が12日に放送された。平均視聴率は4.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第4話の4.4%からは0.4ポイントのアップになった。
第5話は、航(渡邊圭祐・27)がゲームの登場人物であるイケメン男子の「気づいたんだ……この気持ちを、『好き』って言うんだって」というセリフを受け、ふと「『好き』って何なんでしょうね……」とつぶやく。航が、いままで人を好きになった経験がないと知って驚く有栖川(瀬戸利樹・25)たち。そこで、泉美(比嘉愛未・35)やマリ(佐野ひなこ・26)たちも巻き込んで、航に誰かを『好き』になる気持ちを教えてあげようとするが――というストーリーが描かれた。
その後、偶然、航は泉水と“デートの練習”をするために遊園地に行くことに。そこで航は泉水への恋心を自覚するという展開が描かれた。しかし、泉美はもちろんそれに気づかず。それどころか、終盤では航を理想の王子様に育てることができるかどうか泉美と光井(ディーン・フジオカ・40)が賭けをしていることが航にバレてしまうというハプニングもあった。
「泉美を好きになりかけていただけにこれに航は激怒。『楽しかった? 何も知らない バカな俺を賭けの道具に使って。いい暇つぶしにでもなった?』と怒鳴り、『あんた最低だよ。どうせ 大好きなゲームでもやってるつもりだったんだろ』と吐き捨てていました。泉美は慌てて『あなたのためにもなると思ったの』と弁解していましたが、最終的に航は『あんたにがっかりしただけだ』と呟き、居候していた家を出て行ってしまいました。航の恋心の自覚にキュンとしていた視聴者はこの展開に拒否反応。『ただ2人のラブラブな感じを見せてくれたら良いのに、不穏な空気しんどい』『ショックなのは分かるけど、雇ってもらって居候までさせてもらってこの言い草はないわ』という声が聞かれました」(ドラマライター)
こうした分かりやすいすれ違いは恋愛ドラマあるある。今後の展開のスパイスともなりえるが、一方では航に同情する声も聞かれている。
「そもそも賭けは光井に強引に押し切られたものとはいえ、行っていたのは事実。にも関わらず、泉美は航に責められてもすぐに謝ろうとはしませんでした。好きになった相手が自分を賭けの対象にしていたら激怒するのも当然。視聴者の間では一生懸命仕事に向き合おうとしたりする健気な航の株も上がっており、『これは可哀想』『賭けてたのは事実なんだからすぐに謝ろうよ』という声も聞かれています」(同)
ようやく航が恋心を自覚したのにも関わらず、ここに来てのすれ違い。果して今後二人の関係はどうなるのだろうか。