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加藤浩次、『スッキリ』でSNSの誹謗中傷に言及「法改正いるな」


 8月7日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)ではSNSトラブルについて特集していたが、その中のMCの加藤浩次(51)のある意見が賛同を集めている。


 このところ特に表面化しているSNSトラブル。番組では、著作権侵害の画像がアップされたツイッターの投稿をリツイートしたことで権利侵害とみなされたというケースを紹介。また、もっとも注目されている問題として、SNS上の誹謗中傷などのトラブルを取り上げた。


 SNS上のネガティブ投稿によるトラブルは、恋愛リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演していたプロレスラーの木村花(享年22)さんの死をきっかけに改めて議論されるようになった問題。番組では金曜日コメンテーターの菊地幸夫弁護士(63)が「法的には批判と誹謗中傷の線引きはない」と言いつつも、名誉棄損に当たるかどうかがポイントになると解説した。


 また、実際にネット上でよく見られるような書き込みを架空の例として挙げ、菊池弁護士が「セーフ」か「アウト」か判定していった。最初の例では、具体的なラーメン店名を挙げ、「とてもマズかった。もう二度と行きません」という書き込みに対してジャッジされたが、これはあくまで「個人の感想」であるとし「セーフ」になった。


「また、2番目には『残業ばっかり!マジで帰らせろ!このブラック企業!!』という愚痴が例として挙げられましたが、加藤の『セーフ』という予想に反し、菊池弁護士が下した判断は『アウト』。スタジオからは驚きの声が上がっていましたが、菊池弁護士は前半部分については愚痴としつつも、『ブラック企業』という用語は『最近は、法律上の適法な労働環境を阻害するような違法な形で従業員に労働を強いる会社という、その会社の社会的な評価が下がる言葉として利用されている』とし、名誉棄損に当たる可能性があるとしました。


 これに対し、加藤が『「このクソ企業」だったらいいってことですか?』と質問すると、菊池弁護士は『セーフになる可能性は高い』と回答。加藤は首を傾げつつ、『これ、おかしいな。法改正いるな』と名誉棄損について細かく線引きする必要があると主張し、『おかしいもん。「ラーメン屋さんまずかった」って言ってるのは「ブラック企業」って言ってるようなもんだよ』『それはちょっとおかしいと思うな!』と苦言を呈していました」(芸能ライター)


 加藤のこの発言に視聴者からは、「その通り!」「被害者が泣き寝入りしない制度を作ってほしいよね」「こういう風にほかのコメンテーターももっと呼びかけて」といった声が殺到。多くの賛同が集まっていた。

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