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松本人志、「これはイジメの構図」amazon新番組の”クロちゃん目突き事故”で大炎上


 お笑い界の牽引者、松本人志(55)とネットバラエティの未来がいま岐路に立たされている。


 Amazon Prime Videoが配信する、松本人志プレゼンツの新番組『FREEZE』のカスタマーレビューが酷評ばかりを集め、炎上している。同番組は松本のネット番組『ドキュメンタル』(同社配信)の好評を受けて企画されたバラエティで、「集結した参加者が数々の仕掛けにリアクションすることなく、ひたすら耐え続ける」という趣旨のものだった。松本ならではの奇抜なアイデアに、テレビに飽食する視聴者や各界から「配信バラエティの試金石」として、期待が集まっていた。ところが、そんな注目の新バラエティに倫理を疑いたくなる「事故」が起こったのだ。


「バラエティ番組で出血はご法度、地上波なら完全にアウトな展開です。しかもクロちゃんは、下手したら失明してもおかしくない企画内容でした」(週刊誌記者)


 問題となったのは同シリーズの第一回目(9月19日配信)、安田大サーカスのクロちゃん(41)が包丁(型のおもちゃ)を付けたドローンが顔の周りを飛ぶのを我慢できるかというシーンでのこと。ドローンは包丁でクロちゃんの両目の間の眉間をしつこく突き続け、それでも我慢するクロちゃんに業を煮やしたのか、スキンヘッドの頭を突き始めた。操作の不安定なドローンでわずか数センチの目の間を突くなど、常識を疑うシーンである。おもちゃとはいえ、窄んだ先端が目に入れば失明しかねない。


 案の定、包丁は目こそ突かなかったものの、プロペラがおでこにかすってバランスを崩し、ドローンはクロちゃんの頭を直撃。再開したVTRではクロちゃんのおでこに血のにじむ切り傷が残り、別の映像では傷口と思われる部分には(目立たない肌色の)テーピングが施されていたのだ。


 悪質なことに、その後、番組ではその傷について説明は一切なく、まったく動じなかったクロちゃん自身も松本から「動いた」と不可解な退場を命じられる展開となった。


 これには同配信のレビューでも「クロちゃんの目に包丁はやりすぎでしょ。失明してもおかしくなかった。」「松本周りのスタッフの無能さが、クロちゃん目突きという事故を招く」と危険を指摘する声が相次いだ。さらに「松本さんはこれを「新しい笑い」と言ったがなんのことはない、古くからあるイジメの構造である。」「銃や刃物を無抵抗な人に向ける図は見ていて気持ちのいいものでは無かった。笑えない」と企画の方向性に疑問を持つユーザーも続出していた。


 その結果、レビュー得点は「5つ星のうち2.1」と、最新の『ドキュメンタル シーズン5』の4.0(10月3日現在)と比べても極めて低い評価となっている。


 松本人志はかつて「テレビではいわゆる攻めた企画はほぼできない。テレビでバラエティっていうのはどんどん難しくなってくる」(『ワイドナショー』(2017年11月5日放送/フジテレビ系)と嘆き、お笑いの可能性をWebに求めてAmazonに参入した。だが、ネット配信バラエティの牽引者となるべき松本が、悪ノリする海外ユーチューバーと変わらぬ”倫理無視”ではネット番組の未来も真っ暗である。視聴者も制作者も、いま一度「規制がないから面白い」とは限らないことを見つめ直す時期に来ているのかもしれない。

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