宮崎県木城町、と聞いてピンと来る人はおそらくかなり少ないでしょう。宮崎県出身の編集部スタッフですら、「え?どこですかそれ。」と言うほどマイナーな町です。
でも今この木城町が、町づくりに力を入れて移住者を大歓迎中なのです。
鉄道も国道もないけれど、代わりに豊かな自然と、温かい人たちがいる町、木城町の魅力をご紹介します。
転入超過数県内1位の宮崎県木城町
宮崎県のほぼ中央に位置し、人口約5,000人ほどの町、木城町。約1,900世帯が暮らすこの町が、今注目を集めています。
都市部に人口が集中している現在の日本では、各地で過疎化が深刻な問題となっていますが、木城町の年少人口(15歳以下の人数)は15.3%と、県内トップ。
今、若い世帯が木城町を選んで移住してきているのです。
移住奨励金を最大で230万円支給
木城町では、移住者を招致するにあたり、20年前から継続して取り組みを行っています。例えば、
転入奨励金:30万円支給
住宅取得奨励金:最大200万円支給
出産祝金:第2子10万円、第3子以降20万円支給
就学祝金:第2子以降10万円支給
などなど、様々な定住奨励金が用意されています。若い子育て世代にとって、これは嬉しい特典ですよね。
美しい自然や星空がある町でのびのび子育て
木城町には どもたちがのびのび育つことのできる、素晴らしい環境が、用意されています。
澄んだ空気があるからこその、こぼれ落ちるような満天の星空や、豊な森林はもちろん、キャンプ・カヌー・ボルダリング・マウンテンバイクなどが一年中体験できる「川原自然公園」や、大型トランポリンが大人気で、広いグラウンドのある「ピノッQパーク・中八重緑地公園」など、子どもたちが元気に遊ぶことのできる施設が充実しています。
小学校の児童数は10年ぶりに300人超え
子育て世代としては、転入後、子どもに友達ができるのか心配になるところ。特に中心地から離れている地域の場合、子どもの数が少なく、各学年に数人しか児童がいないところも多くありますよね。
しかし、若い子育て世代が多く移住してきている木城町は、10年ぶりに小学校の児童数が300人を超えたので、子どもに同世代の友達ができないのでは、という心配は不要ですよ。
豊かな農産物も魅力
先日、東京人形町にて開催された木城町主宰のPRイベントでは、木城町の充実した農産物の紹介がありました。
株式会社みやざきサンミート季穣が手掛けるブランド「山牛」「山豚」「山地鶏」と、地元で採れた野菜を使った料理は、滋味あふれるものばかり。
お肉は柔らかく甘みたっぷりで、新鮮な野菜はどれも歯ごたえがあって野菜そのものの旨味を楽しむことができます。こんな野菜やお肉、加工品を気軽に食べられるのも、生産地ならではの魅力ですね。
また、宮崎県といえば焼酎が有名ですが、木城町では日本酒の生産に力を入れています。木城町産のちほのまいというお米を使って作られたもので、すっきりした透明感のある味わいの「城~不落の城」と、きりりと冷やしていただきたい、スパークリング日本酒の「Alabanza~賛嘆~」の2種類が紹介されました。
木城町の美味しいお肉は、ふるさと納税にも対応しており、以下のサイトから購入することができますよ。是非チェックしてみてくださいね。
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ないないの町、を逆手に取ったPRで町の魅力を発信中
移住者に向けて、木城町の魅力をPRする冊子も充実しています。実際に移住を決めた人たちへのインタビューの他、町にはどんな見どころがあるのか、町ではどんな仕事をしている人がいるのか、わかりやすくまとめられています。
また、ちょっと自虐的なネタを使ったPR広告を作成し、話題になっています。
何もないことを逆手に取ったPRで、新聞広告賞を受賞するなど、木城町の魅力が広がりつつあります。
PRイベントでは、木城町の担当者が、「何もないけれど、だからこそ豊かな暮らしを送ることができる。移住者が増えていることがその証だと思う。」と語っていました。
自然あふれる町で、ゆったりと季節の移ろいを感じながら暮らす喜びは、他に代えがたい魅力があります。また、ゆりかごから墓場まで、を実現する手厚い支援制度も、木城町の暮らしやすさの理由の一つでしょう。
宮城県木城町に興味を持った方は、是非一度足を運んでみてくださいね。