2018年のメイクカラートレンドは、ニュアンスくすみカラー
昨年末から2018年春も引き続き、くすみがかった落ち着いた上品な色が、ヘア・メイクともに旬です。ビビッドなカラーではなく、紫やピンクなどに少しグレーやブラウンを混ぜたようなニュアンスカラーが目を引きます。
寒色はモーヴ系カラー
グレーを混ぜたような霞みがかったパープルや、青みピンクにブラウンを混ぜたような、柔らかい色合いのアイシャドウがトレンド。
寒色でもクールすぎず、女性らしい優しい雰囲気があります。
暖色はグレーがかったオレンジなど
オレンジも昨年の春夏のような輝きのあるテイストではなく、肌の内側から染み出したような柔らかなくすみ感のあるオレンジカラーを取り入れたくなります。
老けて見えない“くすみ系カラー”のメイク5つのポイント
冬が明けて春になると、日差しも明るくなり、肌のアラも目立ちやすくなる季節。ファンデーションなどのベースメイクも透明感やツヤ感が欲しくなりますよね。
そのため、くすみ系のカラーメイクは、ちょっと間違うと顔色の悪さを強調しかねません。
大人の肌悩みをカバーしながら、くすみカラーメイクを取り入れるポイントはこちらです。
アイシャドウは広範囲に入れる!
30代を過ぎると、まぶたがくぼんできたり、目の印象がちまっと弱くなりがち。
ですので、アイホールは大きくとって、目の印象を補強してあげましょう。
通常、アイホールといわれる部分は、上まぶたの膨らみがある箇所とされていますが、大人メイクの場合は、眉尻のラインまで横幅を取ってください。
アイシャドウのカラーは最低2色は使う!
単色アイシャドウが流行っていますね。でも大人のまぶたには私は2色使うことをおすすめします。
日本人は眉と目の間が広く空いている人が多いですが、キリッと目元を元気に見せるためにはこの空間をできるだけ狭くしたほうがいいです。そうなると、アイシャドウ1色ではアイホールの存在感の方が目よりも勝ってしまいます。
ですので、最低2色を使って、濃淡でグラデーションにしたほうが、目を大きくキリッと見せることができます。
それでも物足りない、と感じたら、締め色のダークカラーを細く、黒目の上に仕込みましょう。
目の縦幅を補完できます。
下まぶたにもカラーをオン!
顔は年齢とともに重力に負け、だんだんと下へ下へと伸びて行きます。そのため、たるみが気になってくる30台後半以降は鼻の下や、目の下の頬などが間延びしがちです。
間延びをカバーするために、下まぶたにも大胆にカラーを入れてしまいましょう。これによってポイントが目元に集まりやすく、気になるほおのゴルゴ線やフェイスラインのたるみに視線を行かせない効果があります。
チークはコーラルピンク系orローズ系が間違いない!
せっかくアイシャドウでトレンドを取り入れるなら、ほかのパーツもバランスよくカラーを使いましょう。
日本人の肌色はベージュオークルがほとんどで、そこを基準に少しライトか、黄みがかった肌のどちらかの場合が多いです。そのような肌色にはコーラルピンクかローズ系のチークが相性がいいため、まずはこれらの色を使ってみるのが無難です。
オレンジチークが昨年から流行していますが、この色は黄みの強めの方には似合いますが、そうでない限りは肌の色がくすんで見えてしまいがち。
もしオレンジチークを使いたいのであれば、
先にコーラルピンクを広範囲にのせる→その上からほおの高いところからこめかみにだけオレンジを横長に少し入れる
という風に、部分使いするとくすみを最小限に抑えられます。
ベースメイクで顔色の悪さをカバーしよう!
春のお肌はツヤ感が大切。くすみカラーのアイシャドウで余計に顔がズーンと暗く見えることを避けるために、内側から発光するようなベースメイクで血色の悪さからくるくすみを飛ばしてしまいましょう。
基本的にはパープル系やピンク系のコントロールカラーで下地を作り、その上からある程度カバー力のあるリキッド系のツヤ感ファンデーションを使うことをおすすめします。
ファンデーション2色遣いで小顔ベースメイク
これである程度の肌ぐすみや細かなシミはカバーできますが、それでも気になる部分があるときは、コンシーラーで隠しましょう。
シミが消える! 崩れないコンシーラーテクニック
2018春夏おすすめカラーでアイメイクしてみよう
2018年のトレンドであるくすみ系オレンジを使って、旬な目元を作ってみましょう。
(使用色:ジバンシィ プリズム アゲイン アイズ #2 BROWN CARESS)
①.ベースとなる薄めカラーをアイホールに広く
今回使うメインのカラーはくすみ系オレンジですので、それより少し薄めの色をアイホールにON。オレンジ系のライトなベージュなどがいいですね。なければ肌の色に近いベージュ系でもOK。
②.メインのカラーをオン!
アイホールの下半分くらいに、カラーをのせます。まつげのラインに沿って塗り始め、まぶたの上に向かってグラデーションを作るように塗りましょう。
幅は、目尻から0.5〜0.8cmほどはみ出すくらいがちょうどいいです。あまりに幅を広げ過ぎると、目が離れて見えてしまい、顔の横幅が強調されてしまいますので、バランスを見ながら。
③.目ヂカラが欲しい場合は、くすみ系ダークカラーをライン代わりに
目元の印象が弱いな、というときは、ダークカラーをラインがわりに入れましょう。
今回は柔らかさを出すためにせっかくくすみ系のアイシャドウを使っているのに、リキッドアイライナーや漆黒のラインを入れてしまうと、柔らかさが失われてしまいます。モスグリーンやカーキ、チャコールグレーなどを使うとバランスがいいです。
黒目を強調したい場合は、まぶたの中心部分、黒目の上にあたる部分に太めに入れてください。
④.下まぶたに暖色系カラーをオン!
下まぶたにも暖色系カラーを入れることで目元が明るくなります。涙袋くらいの幅の柔らかめのブラシで、さっとひと塗りくらいでOK。目から下のほおの部分の間延び感も解消できます。
アイメイクに似合わせのチークの選び方
先にも書いたように、日本人の肌の場合、コーラルピンクやローズ系のカラーを使えばほとんどの場合無難にマッチします。
(左コーラル 右ローズ)
そのほか、肌の色や悩み、アイメイクに合わせたチークやリップの色選びについて少し説明します。
寒色系のアイシャドウには、ローズまたはコーラル系を
ブルーやグリーンなどの寒色系を使う場合は、チークやリップにローズ系の色で少し肌のトーンを落ち着かせたほうがアイシャドウが際立ちます。
暖色系のアイシャドウには、ピンクまたはローズ系を
オレンジやピンクなどのアイシャドウには、少し青みのあるピンクなどを合わせると、全体的に肌が明るく透明感を演出できます。
青みの強いブルベ肌には、ローズ系か青みピンクを
青みが強く透明感のあるブルーベースの肌には、ローズ系や青みピンクのチークがおすすめ。コーラル系やオレンジ系統を入れると、その部分だけ沈んで見えるので注意。
黄みの強いイエベ肌には、コーラル系を
黄みが強くマットなイエローベースの肌には、コーラル系のチークが馴染みやすいです。ローズ系でもOKです。黄みの強い肌に青みピンク系を入れると、顔色が悪く見えがち。
顔色が暗い、くすみが気になるときは、薄いピンクのチークを頰全体に
イエベ肌にもブルベ肌にも両方に使える薄いコーラルピンク。チークを入れる前に、頰の上半分くらいに、広範囲にライトなピンクのチークを薄くのせておくと、肌がパッと明るく見えます。そのあとで、頰の高い部分にチークを重ねると発色も良くなります。
今回は、暖色系のアイシャドウに合わせて、ローズ系ピンクのチークを使いました。
メイク完成!
くすみのない、明るい肌とメイクでお出かけしよう
春になるとお花見や旅行など、何かと外出が増えますよね。
お出かけのメイクも春用にアップデート! 大人の肌悩みを気にせずトレンドメイクを楽しめるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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