麺類が太りやすい理由
麺類は、ご飯やパンなどの他の主食に比べて、特別カロリーや糖質量が多いというわけではありません。しかし、「麺類を食べると太りやすい」という印象が強いのは、なぜでしょうか?
理由1:喉越しが良く、つい食べ過ぎてしまう
他の主食に比べて、麺類は喉越しが良いため、つい一人前以上の量を食べている可能性があります。
理由2:スープの塩分が多い
麺類のスープには塩分が多く含まれていますが、塩分を過剰に摂取するとむくみやすくなります。むくみによって体重が増えたり、見た目にも影響を及ぼします。
理由3:腹持ちが悪い
麺類は、ご飯に比べて腹持ちが悪いため、空腹を感じて間食の量が増えてしまうことがあります。
上記のような理由が、麺類が太りやすいといわれる理由だと考えられます。
しかし、ダイエット中でも麺類を美味しく食べたいですよね。ダイエット中に控えたい麺類とおすすめの麺類を知って、賢くヘルシーに麺類をいただきましょう!
ダイエット中は控えたい麺類とは?
即席フライ麺
即席フライ麺は、麺を一度油で揚げたものを、お湯で戻して食べます。そのため、食べる時点で既に脂質量が多く、カロリーも多いため、ダイエット中には控えたい麺類です。
どうしても食べる必要がある場合は、「ノンフライ麺」や「糖質オフ麺」などの種類や、ミニサイズのものを選ぶようにしましょう。
中華麺
中華麺自体は、カロリーや糖質量が麺類の中で飛び抜けて多いわけでありません。しかし、中華麺はラーメンや焼きそばなど、味付けが濃く、カロリーが高い具材を入れることが多いため、結果として太りやすくなることが多いです。
例えば、ラーメンのトッピングに使うチャーシューはカロリー・脂質量が多いため、「茹で豚肉」や「鶏ささみ」にするなど、食べ方を工夫していただきましょう。
パスタ(カルボナーラ・クリームパスタ)
パスタも中華麺と同様、他の麺類と比べて、特別カロリーや糖質量が多いわけではありませんが、具材や調理法によっては高カロリーになりがちです。
生クリームを使うカルボナーラやクリームパスタなどの種類は、どうしてもカロリー・脂質量が多いため、ダイエット中には控えたほうが良いでしょう。
ダイエット中におすすめの麺類とは?
そば
そばは、麺類の中ではGI値が低いため、ダイエット中でもおすすめです。
「タンパク質」や、糖質代謝に関わる「ビタミンB1」、「食物繊維」などの栄養素も含まれているため、代謝の良い体づくりに役立ちます。
特に、そばに含まれるタンパク質には、脂質の蓄積を抑制する作用があるのだそう。
また、そばに特徴的な栄養素である「ルチン」には、血流を良くする働きがあるため、代謝を上げる効果も期待できますよ。
さらに、そばにはビタミンCの吸収を助ける「ビタミンP」も含まれているのだそう。そのため、そばを食べる時には、ビタミンCが豊富な「すだち」や「ゆずの皮」をトッピングしていただきましょう。
全粒粉パスタ
全粒粉パスタは、小麦粉の表皮や胚芽なども含まれたまま精製されます。そのため、普通のパスタに比べて「食物繊維」や「鉄分」が多く、GI値も低いのが特徴的です。
また、噛みごたえもあるため、必然的に咀嚼回数が増えて、満腹感を得やすいというのも、ダイエット向きである理由の一つです。
春雨
春雨は、麺類の中では一食分のカロリー&脂質量が低いため、ダイエット中でもおすすめ。
また、春雨は緑豆を原料としているため、「食物繊維」も含まれており、便秘解消効果によって代謝の良い体をつくるのにも役立ちます。
スープにして食べると、満腹感が得られやすく、食べ過ぎ防止にも効果的ですよ。野菜と組み合わせて、サラダにしても良いですね。
太りにくい麺類の食べ方のコツとは?
麺類を食べる時は、以下のポイントを意識しましょう。
1. 具だくさんにする
麺類には糖質が含まれていますが、糖質は血糖値を上げやすいため、野菜やタンパク質食品と組み合わせることで、血糖値上昇を抑制しましょう。
2. お酢をプラスして食べる
お酢を毎日約大さじ一杯摂取すると、内臓脂肪を減らす効果があるのだそう。
また、お酢に含まれるクエン酸やアミノ酸には、血流を改善する効果があるため、代謝の良い体をつくるのに役立ちます。ラーメンにお酢を加えるように、意外とどんな種類の麺類にも合うため、ぜひ試してみてください。
3. スープは飲み干さない
スープには塩分が多く含まれるため、むくみの原因になります。塩分は血圧を上げやすいため、健康の面からも塩分摂取は控えるのが◎。なるべくスープは残す習慣をつけましょう。
いかがでしたか?
ダイエット中でも麺類の選び方や食べ方を工夫して、食を楽しみたいものですね。ダイエット中に麺類をヘルシーに食べたい!という人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。