8時間ダイエットについて知ろう
細胞が古くなったタンパク質などを分解して、新しくする作用をオートファジーと言います。このオートファジーに着目したのが8時間ダイエットです。
【メリット】
- オートファジーの作用により、体調が整う
- 手軽なダイエット方法。8時間の枠内で食事をし、16時間断食するだけ。基本は何を食べてもOK
- 1日の食事量が減るので体重減少につながる
気軽にチャレンジでき、体重減少が見込めるので、近年、注目を集めている8時間ダイエット。具体的なやり方やメリット・デメリットは以下の記事で詳しく紹介しています。本記事とあわせてチェックしておきましょう。
さて、辛い食事制限もなく、良いところづくしに見える8時間ダイエットですが、実はリバウンドしやすいダイエット法です。実際に「8時間ダイエットで太った」という声がSNSなどで散見されます。
8時間ダイエットは気軽で食事制限がないため、「簡単にできる」と思われがち。それが落とし穴です。成功にはコツがあります。コツをおさえて、ダイエット目標を達成してくださいね。
コツ1:栄養バランスの取れた食事を意識する
8時間ダイエットは1日2回の食事(+おやつ)が基本です。今までは3食から栄養を摂取できましたが、2食で1日分の栄養素を摂取しなければなりません。
摂取カロリーが減ると体に蓄積した脂肪を燃焼させてエネルギーに変えますが、脂肪だけでなく筋肉も分解。また、筋肉の材料になるタンパク質が不足すれば、筋肉量は低下します。
筋肉量が減ると基礎代謝がダウンし痩せにくく太りやすい体質になるので、8時間ダイエットをしても痩せられないどころか太る結果になりかねません。
8時間ダイエットをするなら、脂質・糖質・タンパク質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素をバランスよく摂取するよう意識しましょう。食事で補いきれない分は、サプリメントやプロテインを活用しても○。
また、食物繊維が豊富な野菜や海藻、きのこ類を多めに食べる、揚げ物や脂質・糖質たっぷりなお菓子は控えるのも大切です。8時間ダイエットは好きなものを食べて良いと言われますが、ダイエットである以上、摂取カロリーや糖質は意識するのがベター。
コツ2:最初に口にするものは低糖質なものを
16時間断食によって、内臓はお休みした状態です。そこに、どかん!っと大量の食事、しかも脂質や糖質たっぷりの食事が入ってきたらどうなるでしょうか。
内臓はびっくりして、消化不良を起こしかねませんよね。断食明けの1食目こそ、ヘルシーで消化に良いメニュを心がけましょう。特に糖質は血糖値を急上昇させて、インスリンを分泌させます。その過程で、脂肪が体に蓄積しやすくなるので注意が必要です。
コツ3:体重計に乗るのはほどほどに
今まで過食気味だった方ほど、8時間ダイエットをはじめると体重がストンと落ちやすい傾向に。これは1日2食になったことで「1日の摂取カロリー<消費カロリー」の状態になるためです。
ダイエットをはじめて体重が落ちると、うれしくて「もっと食事を減らそう」と考える方もいることでしょう。ですが、これは絶対にNGです。食べなければもっと痩せることは可能ですが、1日2食で栄養不足になりがちなところから更に栄養が足りなくなってしまいます。
生命の危険を感じた体は、脂肪蓄積モードにシフト。また栄養が不足すれば筋肉量もダウン。体重が落ちなくなったり、リバウンドしたりとかえって悪影響です。
ダイエット中の体重は増加・減少を繰り返します。グラフにすると、ゆっくり右肩下がりになればOK。毎日体重計に乗って「今日は増えた!明日は食べる量を減らそう」と考えるのではなく、数ヶ月単位の変化に目を向けましょう。
そのため、体重計に乗るのはほどほどにするのがおすすめです。また、体重の数値にとらわれず、ボディラインがたるんでいないか、引き締まっているかを鏡でチェックするほうが○。
なお、どんなダイエットであっても1ヶ月に体重が5%以上落ちているなら、食事の見直しを。食事量が不足している・筋肉量が減っているなどが考えられます。
コツ4:筋トレはマストと心得る
8時間ダイエットは筋肉量が低下しやすいのがデメリット。健康的で美しい体を目指すダイエットに、筋肉はかかせません。8時間ダイエットに取り組むなら、筋トレはマストと心得ましょう。
「筋トレが必要なら、8時間ダイエットは全然気軽じゃない」と感じるかもしれませんが、簡単なトレーニングでOKです。
「体脂肪を落とすのは難しくない!憎き脂肪にサヨナラする方法(2)【運動編】」でお手軽トレーニングを紹介しています。本記事とあわせてチェックしてみてくださいね。
コツ5:毎日できなくても自分を責めない
ダイエットスタート時はモチベーションが高いので「毎日がんばるぞ!」と気合も十分。ですが、続けていくうちに、8時間ダイエットができない日もあるでしょう。
そんなとき「自分はなんてだめなんだろう」と責めるのはNG。ストレスはダイエットに悪影響ですから「明日また頑張ればいいや」と気持ちを切り替えましょう。
ダイエットは明るくハッピーに続けるのが大切です。週3回程度、8時間ダイエットができればOKくらいの気持ちで取り組んでくださいね。
成功のコツをつかんで理想の自分に!
手軽なダイエット法として人気の8時間ダイエット。失敗しやすい、リバウンドすると言われていますが、成功のコツをおさえておけば理想の自分を叶えることはできます。
本記事で紹介したコツに留意しながら、取り組んでみてくださいね。