鳥取県の平井伸治知事と日本航空(JAL)の鳥取三津子社長が7日、横浜市内のサウナ施設で初めて対談した。今年1月に鳥取氏の社長就任が発表された際、平井知事が「親戚が偉くなったような喜び」とコメントし、お祝いの電報も打ったことがきっかけで実現した。
対談テーマや会場がサウナ施設になったのは、鳥取県が観光資源としてサウナに力を入れ、JALはツアー事業を展開するため。ただ、鳥取県内には鳥取、米子の両空港があるが、現在は共にJALの路線はない状況だ。
平井知事は「あこがれの鳥取社長に胸がときめく」と笑顔で話すと、鳥取社長は「親戚」発言に触れて「私も大変近しい感覚を抱いていました」と返し、なごやかな雰囲気で対談は始まった。鳥取県のサウナや特産品などが紹介される中、平井知事が「鳥取でJALの機体を見てみたい」とラブコール。
一方、鳥取社長も「せっかく空港が二つもあって、一つもないのはさみしいものがあり、私も(JALの)翼が見られればうれしいなと思います」と応じた。社長はさらに、「できるだけ鳥取を好きになってもらえるよう私も一緒に努力します。今日の縁をぜひ大切にしたい」と「鳥取」つながりの発展に期待を寄せていた。【遠藤和行】