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「米国の会社なので違法ではない」 逮捕の「FC2」創業者が供述


京都府警は動画投稿サイト「FC2」で不特定多数にわいせつ動画を閲覧させたとして、運営法人創業者の高橋理洋容疑者を逮捕しました。高橋容疑者は韓国から帰国した際に関西国際空港で拘束されました。高橋容疑者は、わいせつ動画のサイト公開を行った際には米国の法律に準拠しており、日本国内の法律に違反しているとは考えていないと主張しています。逮捕状は、実弟と共謀して不特定多数にわいせつ動画を公開した疑いに基づいて発行されました。実弟は、既に同様の容疑で有罪判決を受けています。府警は、FC2の実質的な運営会社の家宅捜索により、高橋容疑者が実弟と運営に関するやり取りをしていた記録を押収し、国際手配を進めていました。

 動画投稿サイト「FC2」でわいせつ動画を不特定多数に閲覧させたとして、京都府警は8日、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列の疑いで国際手配していた運営法人創業者の高橋理洋(りよう)容疑者(51)=住所不詳=を逮捕したと発表した。7日に韓国から関西国際空港に帰国したことを確認したため、身柄を拘束した。

 府警などによると、1999年に設立された法人は米国に拠点がある。2010年代にサイト会員数が約2600万人を記録したが、違法なわいせつ動画やテレビドラマの無断配信が問題視された。

 高橋容疑者は「アメリカの会社でしたことなので、日本の法律には違反していないと思った」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑はネット関連会社の社長だった実弟(48)らと共謀して13年6月、登録会員の男性が投稿したわいせつ動画をサイト上で公開し、不特定多数が閲覧できる状態にしたとされる。

 府警は15年、この実弟ら2人をわいせつ電磁的記録記録媒体陳列容疑などで逮捕。2人は既に有罪判決を受けている。

 府警は捜査の過程で、実弟が大阪市内で経営していた会社がFC2の実質的な運営会社と判断。同社への家宅捜索で押収した資料から、海外を生活拠点にしていた高橋容疑者が運営について実弟らとやり取りする記録を見つけた。

 府警は15年8月、高橋容疑者もサイト運営に深く関わっていたとみて逮捕状を取り、国際手配して行方を追っていた。【水谷怜央那】

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