年齢と共に面長になったと感じる方は多いです。もしかしたら、それは年齢によるたるみが原因かもしれません。
ここでは、ドクターセラピスト美容矯正士であり、ヘアメイクでもある筆者が、フェイスラインをすっきりさせて、たるみを改善するマッサージやマスクメイクに役立つメイク術をご紹介します。
面長さんの特徴
一般的に美しいと言われる顔の形を、ゴールデンバランスと呼びます。理想的な顔の縦幅は、生え際~眉下、眉下~鼻先、鼻先~顎先までが同じ長さになること。そして横幅は、目の大きさを1としたときに、その5倍の長さが理想とされています。
面長さんをゴールデンバランスに当てはめると、縦幅が長く横幅が狭いのが特徴です。そのため、縦幅を短く見せて横幅を広く見せることで、小顔に見せることができるのです。
フェイスラインすっきり! 面長解消マッサージ
ここからは、フェイスラインや頬のたるみにアプローチして、小顔に近づけるマッサージをご紹介します。
マッサージをするときは摩擦による皮膚刺激を防ぐため、滑りをよくするマッサージオイルをつけたり、スキンケアのついでに行うようにしましょう。
STEP1 頭皮をもみほぐす
5指を頭皮にあて、頭皮を動かすように揉みながら、つむじまで進みます。
最初は鼻筋の延長線上からスタート。指をくるくる動かしながらつむじまで進みます。
次は黒目上の延長線上。最初に揉んだ部分をオーバーラップするように指を大きく動かしながら、つむじまで進みます。
次は、目尻の延長線上からつむじに向かってもみほぐしましょう。ここまでの動きを3セットおこないます。
STEP2 耳周りを揉む
手をグーの状態にして、こめかみにあてます。そこから、耳周りをなぞるように手をぐるぐる動かします。耳下まできたら、もう一度こめかみから同じことを行います。これを3回繰り返しましょう。
STEP3 おでこをスライド
手のひらをおでこにあて、生え際に向かって手をスライドします。両手を使って交互にスライドしましょう。これを5秒間行います。
STEP4 フェイスラインを斜め上に引き上げる
こめかみに手をあて、斜め上に引き上げて10秒キープします。リフトアップに効果的なマッサージです。
次に手を下にずらし、耳横に手をあてます。そこから斜め上に引き上げて10秒キープ。
これを2セット行いましょう。
STEP5 フェイスラインをスライド
手をグッドボタンのような形にして、顎先を親指と人差し指の間に挟みます。そこから、右のエラに向かってスライドします。これを3回行います。
反対側も同じことを繰り返します。顎先を指で挟んだら、そこから左のエラに向かって優しくスライドします。フェイスラインの骨のキワをなぞるようにスライドするのがポイントです。
STEP6 首をスライド
エラ下に手をあて、鎖骨に向かってスライドします。摩擦が起きないように、皮膚表面をふわっと滑らせるようにスライドしましょう。これを左右共に3回ずつ繰り返します。
マッサージをする上での注意点
体は骨と骨をつなぐように筋肉がついているのに対して、顔は骨と皮膚をつなげるようについているのが特徴です。そのため、体と比べると短時間のマッサージでも効果が期待できるのが特徴です。
デリケートな筋肉なのでやりすぎは注意。長時間マッサージをしたり、強い力で行うと筋肉や皮膚に負担がかかりますので気をつけましょう。
マスク時に活かせる面長カバーメイク術
ここからは、面長をカバーするメイクのポイントをご紹介します。マスク時にも活かせるメイク法なので、面長が気になる方はぜひ参考にしてくださいね。
その1:シェーディング
縦長に見えがちな面長さんは、おでこにシェーディングを入れて、縦の長さを短く見せるのがポイント。おでこの幅の3分の1程度にシェーディングを入れます。
横に線を引くように影をいれると横長な雰囲気を演出します。通常は顎先にも入れて縦幅を狭く見せますが、マスクをつけている時は顎が見えないのでおでこだけで構いません。
その2:ハイライト
顔の横幅が狭く見えやすい面長さんは、Tゾーンのおでこ部分だけハイライトを入れるのがポイント。少し長めの横ラインに仕上げると縦長をカバーできます。
鼻筋にいれると縦長をさらに強調するので、面長さんにはおすすめしません。目の外側部分のCゾーンにもハイライトをプラス。横幅が広く見えて縦長をカバーできますよ。
その3:眉
角度をつけたキリッと眉や細眉は、顔に立体感を出して小顔に見せる効果がありますが、面長さんにはNG。横幅が狭く見えて面長を強調してしまいます。
面長さんにおすすめの眉は、横長に見せる平行眉や太眉。眉に角度をつけないことで、横幅を広くみせることができます。
その4:アイメイク
アイメイクは目幅を横に広げるのがポイント。ベースをアイホール全体につけたら、メインカラーを目尻から黒目の上まで塗ります。目尻に1番濃い色がきて、目頭に向かって明るくなる縦割りグラデに仕上げることで横長な印象に。
アイラインは、目尻側を数ミリ長めに引くと、さらに横長効果がUPしますよ。
まとめ
マッサージとメイクの両方で面長をカバーすることができますので、ぜひ参考にしてくださいね。