顔を沈ませ、元気のない印象にする顔のくすみ。顔がくすむとメイクのりも悪くなり、アイメイクなどの発色も悪くなって、ますます不健康そうな印象を与えます。
顔のくすみを飛ばして肌色を明るくするには、下地の活用が有効です。しかし、下地はメーカーや種類によって効果が違い、顔のくすみに効くものがどのようなものかわからない人も少なくありません。
ここでは、顔のくすみをカバーする下地の特徴について紹介します。下地は「カラーコントロール」「トーンアップ」「カバー力」のいずれかの効果を持つものを、くすみの状態に応じて選ぶことをおすすめします。
顔のくすみと下地について
顔のくすみをカバーするために、下地を使うことは有効です。ここでは「顔のくすみについて」と「下地の役割」について説明します。
顔のくすみについて
顔のくすみとは、肌に透明感がなく暗い状態で、元気のない印象を与えます。
顔がくすんだ状態を具体的に表すと、次のとおりです。
- 顔が黄色い
- 顔に赤みがある
- 顔が茶色もしくは黒い
- 乾燥している
- 目の下にクマが目立つ
- 肌がごわごわしている
くすみの原因は、加齢、乾燥、疲れなどさまざまであるため、くすみの状態も原因によってそれぞれ異なります。とはいえ、どんなくすみもしっかりカバーして肌色を均一にできれば、明るく健康的な肌をつくれます。
下地の役割
下地は、肌のくすみをカバーし、肌色を均一にする役割があります。また、ファンデーションの前に使うことで、密着力を高め、メイクの崩れを予防する効果もあります。
下地は、くすみのない肌を長時間キープするうえで積極的に使いたいアイテムといえるでしょう。
くすみをカバーする下地の特徴
くすみをカバーする下地は、「カラーコントロール」「トーンアップ」「カバー力」のいずれかの特徴を持つものがおすすめです。くすみの状態にあわせて選びましょう。
ここでは、それぞれの下地の効果と、向いている人について説明します。
カラーコントロール効果のある下地
顔のくすみをできる限り自然に隠したいなら、色つきの下地を使いましょう。くすみを打ち消す色の入った下地を使えば、自然とくすみが薄くなり肌色を均一に近づけます。
下地に使われている色は、次のとおりです。
ピンク系
ピンク系の色が入った下地は、血色をよく見せて健康的にくすみを飛ばし、顔の印象を明るくします。とくに、色白で血色が悪く見える人や、目の下のくまが目立つ人が使うと、顔色がよくなり健康的に見えるのでおすすめです。
また、ピンク系の下地の中でも、明るいピンクが入ったものは、若々しく明るい肌をつくるため、10~30代前半の若い世代に使いやすい特徴があります。
対して、ローズなど深みのあるピンクが入った下地は、品位を感じさせるため、30代後半~の大人世代に相応しい化粧下地といえます。
ブルー系
ブルー系の色が入った下地は、白い光を発光し、暗く沈んだ顔を明るくして、くすみを飛ばす効果があります。例えば、メラニンや古い角質が溜まって茶色くくすんだ肌や、赤みの強い肌に使うと、血色を抑えて肌を白くし、トーンアップができます。
しかし、ブルー系の下地は、顔全体に使うと血色を抑えすぎて青白くなり、不健康な肌に見える場合があります。
なので、赤みや茶色いくすみが強いところに、部分的に使うとよいでしょう。また、厚塗りすると本来との肌色との差が大きくなって均一にならないため、肌色とのバランスを見ながら使用量の調整をすることが必要です。
パープル系
パープル系の色が入った下地は、肌の血色感と透明感をバランスよく引き出し、くすみを目立ちにくくする効果があります。ピンク系下地とブルー系下地の2つの特徴を併せ持つため、使い勝手のよい下地といえます。
例えば、血色が悪いけれど赤みに悩んでいる人のような、ピンク系下地とブルー系下地の両方が必要な人に重宝されるアイテムです。また、パープルには黄色を打ち消す効果があるため、黄ぐすみを起こした肌にも有効です。
パープル系の下地は、対応できるくすみの幅が広いため、自分のくすみにどの色が合うのか迷うときは、選ぶとよいでしょう。
トーンアップ効果のある下地
顔全体を明るくしてくすみを目立ちにくくするには、下地にトーンアップ効果のあるものを選ぶことをおすすめします。
トーンアップ効果のある下地は、粒子が細かく毛穴に入り込み、肌の凹凸を整えて光を反射する効果があります。また、パールが配合されているものであれば、顔を動かすたびに光を拡散するため、360度どこから見ても透明感のある美しい肌をつくれます。
トーンアップ効果のある下地は、コントロールカラーのように色が濃くついていないため、顔全体に塗っても厚塗り感がなくナチュラルに仕上がります。
カバー力のある下地
くすみをしっかり隠して肌を美しく見せたいなら、カバー力のある下地を選びましょう。
女性は40~50代を迎えると、くすみが濃くなりジェルなどの軽いテクスチャの下地では十分にカバーできません。頑固なくすみには、リキッドタイプやクリームタイプなど、テクスチャがこっくりとして肌への密着力の高い下地を使いましょう。
ただし、肌全体に塗ると厚塗り感が出て肌色にムラができるため、くすみの状態がひどい部位のみ使い、他の部分はトーンアップ効果のある下地で、肌全体を明るく整えることをおすすめします。
まとめ
顔のくすみは、肌に透明感がなく、顔色を悪くし不健康な印象を与えます。下地には、肌色を均一にする効果があり、メイクもちもよくするため、くすみのない肌を長時間持続するのに有効です。
下地は「カラーコントロール」「トーンアップ」「カバー力」のいずれかの効果を持つものを、くすみの状態に応じて選ぶことをおすすめします。
化粧下地でくすみをカバーし、よどんだ肌を健康的なクリアな肌に変えましょう!