疲れを取るには温泉?入浴の効果とは
先日あるテレビ番組で、各国の美容法について街頭インタビューをしていました。その中で日本人が選んだ美容法第1位は「温泉に入る」でした。たしかに、疲れが溜まってくると、気づけば温泉の検索履歴が増えている、なんてことも。
とはいえ、実際に温泉に行くとなるとなかなか気軽にすぐにとはいかない…。そこで、手に取りやすいのが入浴剤やバスオイルではないでしょうか?とくに、周期的に変わる女性のからだに合ったものは疲れた時の強い味方です。
知っておきたい!入浴するだけで得られる3つの効果
1. 温熱(おんねつ)効果
からだが温まることで血管が拡がり、血流が促進される効果です。
私たちのからだは体温を一定に保つために、暑い時には血液の流れる量を増やして熱を逃し、寒くなれば血液の流れる量を減らすことで熱を逃がさないように働きます。寒くなるこれからの時期、滞りやすい血流を促すこの効果を活用することで、溜まった老廃物の排出などデトックス効果を高めてくれる働きもします。
2. 静水圧(せいすいあつ)効果
エステなどのリンパドレナージュがからだを撫でさすることで、体内にたまった老廃物の排出をうながしてくれるように、からだにかかる水圧が血液やリンパ液を心臓に戻りやすくしてくれるのが静水圧効果です。日頃運動不足で滞りやすい巡りもスムーズにしてくれます。
3. 浮力(ふりょく)効果
お風呂につかると、かかる重力が陸上の9分の1になると言われています。ちょっとイメージがつきにくいですが、からだが軽くなるということは、それだけ筋肉や関節の負担も軽くなるということ。緊張すると筋肉が収縮しますが、お風呂につかるとこうした緊張から自然に解放され、心身ともにリラックスできるといえるようです。
おすすめバスオイル「ポール・シェリー」とは?
入浴するだけで得られる3つの効果に加え、むくみやストレスなどのからだの悩みもお風呂で軽くできたら嬉しいですよね。そんな時おすすめなのがポール・シェリーバスオイルシリーズです。たびたび雑誌でも取り上げられ、数々の著名人の方にも根強く愛されているのでご存知の方も多いかと思います。
ポール・シェリーは、スイス・ジュネーブに研究所をおくアロマブランドで、代々ハーブ療法やその研究に携わる家系の出身であるポール・シェリー氏が生み出しました。製品すべてが厳選された産地からのハーブを原料とし、オリジナルのブレンド法で専門家の手によってつくられています。
著者もこちらの製品を自身にも、トリートメント技術を加えてお客様にも行っていた経験がありますが、表面的なコリだけでなく深部の固さをほぐしてくれるような印象を受け愛用してきました。これまでは取り扱いサロン・ECサイトでの販売のみでしたが、最近ではGINZA SIXでの一般販売もスタートしたと話題になっています。
悩みによって変わる?バスオイルの選び方
サロンで使うと聞くとなんだか難しそう!と感じますが、バスオイルの使用方法はとても簡単。キャップ2杯を湯船に入れるだけ。全部で5種類ありますが、お悩みと体質に合わせて選べます。
今回はこの時期に抱えやすい悩み別に4種をご紹介していきます。
ストレスを解消したい!「シルエット リラクシング バスオイル」
イライラ・緊張・不眠・生理不順・肩こりに
ペティグレン・メリッサ・オレンジなどのハーブが組み合わさっています。オレンジはリラックスをはかり、気を動かす作用が、メリッサ(レモンバーム)は心を明るくしてくれる作用があるともいわれます。頭で考える動きがやわらぎ心身のリラックスにつながるので、はりつめた緊張感で疲れをため込んでいる方におすすめです。
からだの冷えが気になる!「シルエット クラリファイング バスオイル」
冷え性・乾燥肌・便秘気味・生理痛に
サイプレス・パイン・レモン・オレンジなどのハーブの組み合わせ。サイプレスは血液の循環を助ける作用を持つので生理痛にも効果があるそう。パインには浅い呼吸から生まれた疲労を、レモンには血行を改善していく作用があるといわれるので、これからの時期冷え性に悩まされる方におすすめです。
生理前の不調をなんとかしたい!「シルエット ピュリファイング バスオイル」
PMS(生理前の不快感)・ホルモンのアンバランス・セルライトに
セイボリー・ユーカリ・ローズマリーなどのハーブが組み合わさり、女性ホルモンに働きかける作用があります。ユーカリは免疫系を強壮する作用を、ローズマリーは心身の不快感を一掃する助けとなる作用があるともいわれ、とくに生理前になると体調を崩しやすい方におすすめです。
むくみが気になる!「シルエット ハイドロアクティベイティング バスオイル」
からだが重い・トイレの回数が少ない・靴やブーツがきつくなる
ラベンダー・ジュニパー・セイボリーなどのハーブが組み合わさっています。ジュニパーには利尿作用を高める作用があり、からだに溜まった不要な水分や老廃物の排せつを促すといわれています。また、ラベンダーはイライラの解消や心身のバランスを調整してくれるので、心とからだに疲れをため込みやすい方におすすめです。
※各バスオイル説明内の画像はイメージです。
まとめ
入浴には、温熱効果・静水圧効果・浮力効果の3つの効果があり、上手に活用することで、心身の疲れを癒してくれます。数ある入浴剤の中でも、自身で使ってみて特に良いと感じたポール・シェリーを今回はご紹介いたしました。こちらの製品を使用したボディケアを行えるサロンもありますので、ご自身の体調に合ったものを知りたい時にはぜひ足を運んでみるのも新しい発見があるかと思います。
年末に向け、仕事もお付き合いも何かと忙しくなるこの時期こそ、自分のからだを大切に、過ごしてみてはいかがでしょうか?
参考資料/井上慧子氏著「ポール・シェリー式ポンプマッサージ塾」