コロナ禍の影響から、より健康や食事に気を遣うようになった方も多いのではないでしょうか。
近年、おいしさと機能を兼ね備えた食品「スマート系フード」を選ぶ方が増加しています。
そこで本記事では、スマート系フードの魅力に迫り、実際に人気商品を食べてみた感想を紹介します。
おいしさと機能性を備えた「スマート系フード」とは?
スマート系フードの特徴は、おいしさはそのままで新たに機能性を追加したり、健康面を意識して開発された商品のこと。
例えば、以下のような商品があります。
・糖質オフ、糖質ゼロ、カロリーオフ、ロカボでヘルシー
・食物繊維、カルシウム、たんぱく質など栄養素が豊富
こうしたフードはこれまでもありましたが、どうしても機能性を重視するために「あまりおいしくない」といった印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
一方で昨今ブームになっている「スマート系フード」は、健康面や機能性を重視しつつ、しっかりとおいしさも兼ね備えている食品。
「同じ食べるのなら、おいしくてカラダにいいものを選びたい」という消費者の“賢くスマートな選択”に対応しています。
スマート系フードが人気の理由
円安や原価価格の高騰のなか、多くの食品が値上げされています。
お財布事情が厳しくなり、買い控えになりがちな現在ですが、スマート系フードの購入率は去年より上がっているという調査結果が出ています。
こちらは、カテゴリー別の前年購入率比較データです。
対象期間: ① 前年: 2022 01 01 2022 03 31 ② 本年: 202 3 01 01 202 3 03 31
出典:スマート系フードPR事務局調べ
例えばカップ麺全体の購入率は去年よりも99.2%と低下していますが、スマート系フードカップ麺は128.9%と上昇していますね。
物価高で買い控えが続くなかでも、カップ麺やヨーグルトは商品全体より20%以上も購入率が上がっています。
スマート系フードの人気が上昇している理由として、コロナ禍の影響※が挙げられます。
在宅時間が増えたことにより、コロナ太り対策のために糖類・糖質を抑えた食品を選んだり、健康の重要性が再認識されたことから、スマート系フードに興味を持った方が増えたと考えられます。
また、スマート系フードの購入者についてリサーチすると、健康意識の高い中高年だけでなく、20~30代の若年層からの注目が高い※傾向が見られました。
若年層のスマート系フード購入者は、商品の情報を自分で調べたりチェックしてから買い物をすることが多いため、新しい商品に対する情報感度が高いと判明。
賢い選択をするために貪欲に情報収集をして、スマート系フードを選んでいる様子が伺えます。
※スマート系フードPR事務局調べ
おいしさと機能性を兼ね備えている食品が増えた!
スマート系フードがブームの理由に、低糖質を訴求する食品に対する「低糖質フードはおいしくない」という以前からの課題が、解決されてきていることが挙げられます。
出典:スマート系フードPR事務局調べ(23年6月実査/20代~60代男女500人)
上記は、今のスマート系フードに対するイメージ調査のひとつ。
各企業が低糖質フードのおいしさを追求・実現することで、現在では約6割が「最近、おいしさと機能性を兼ね備えた食品が増えたと思う」と回答しています。
さらに、マイナビニュースが行った上記のアンケートでは7割以上が「スマート系フードを取り入れることで生活の質が向上した」と回答※。
体のことを考えながらおいしく食べられるスマート系フードは、生活の質を上げて、豊かな毎日をおくるパートナーになっているようですね!
※マイナビニュース調べ(23年7月発表/マイナビ会員421人)
代表的なスマート系フード3種を実食レポ
代表的な人気のスマート系フードを3つ、実際に食べてみました!
正直な感想をレビューしていきます。
キリンビール 一番搾り 糖質ゼロ
まずはキリンビール「一番搾り 糖質ゼロ」を飲んでみました。
今年の春からパッケージと中身のリニューアルが行われ、より飲みごたえが向上して、香りも豊かになったそうです。
同社の「一番搾り」の売り上げが昨年対比90%に対して、スマート系フードである「一番搾り 糖質ゼロ」の売り上げは昨年比126%という結果が出ているのだとか。
筆者は後味が苦手であまりビールを飲まないのですが、こちらは爽やかでのどごしが良く、さっぱり飲みやすい味わいでした。後味は雑味がなく、すっきりしています。
フルーティーな柑橘系の香りと爽やかな味わいから、夏に何度も飲みたくなるビールです。
日清食品 カップヌードルPRO 高たんぱく&低糖質シリーズ
「カップヌードルPRO高たんぱく&低糖質」シリーズは、カップヌードルらしい味わいと食べ応えはそのままに、糖質50%OFFと高たんぱくを実現。
麺に食物繊維を練り込む製法に、油で揚げて乾燥する工程を組み合わせることで、麺の糖質カットを叶えました。
“謎肉”のたんぱく質を1.8倍に強化していて、1食で15.2gものたんぱく質を摂ることができます。
実食してみましたが、味やおいしさは長年食べているカップヌードルとほとんど変わらないように感じました。
敢えて違いを挙げるなら、スープの味わいが少しさっぱりしているように思えました。
とはいえ、ハイプロテインの謎肉に食べ応えがあるので、食べた後は満腹感があります。
カルビー フルグラ糖質オフシリーズ
カルビー「フルグラ糖質オフ」シリーズは、大豆たんぱくを利用することで、同社フルグラの30%糖質カットを実現。
1食あたり糖質量約18.1gで食物繊維や鉄分、8種類のビタミンなどの栄養素をたっぷり配合しているので、健康にも美容にも嬉しいスマート系フードです。
筆者は甘党なので糖質オフは味に飽きるのではないかと思っていたのですが、こちらはハチミツやドライフルーツでたっぷり甘味を感じられるため、毎日食べたくなる味でした!
女性に不足しがちな鉄分やビタミンを補えるのも嬉しいポイント。
ヨーグルトをかけるとグラノーラやトッピングとの相性が良く、よりおいしくなります。用意も楽なので、朝食にぴったりです。
せっかく買うなら、おいしくてヘルシーなスマート系フード
ビール、カップヌードル、フルグラを食べてみましたが、どれも糖質オフを感じさせないほど食べ応えを感じられる、おいしい味わいでした。
健康や美容への興味が高い方はぜひ、スマート系フードをライフスタイルに取り入れてみてください!