ヘルシードリンクの定番、スムージー。フルーツや野菜、ヨーグルトや豆乳などの、お好みの食材をミキサーにかけて、手早く美味しく栄養補給できるとあって、女性を中心に人気に火が付いたのが2012年ごろ。今では、毎日の朝食はスムージーという方も少なくないのでは?
スムージーなら、朝の忙しい時でも、必要な栄養がササっと手軽にとれるので便利ですよね。
そんなスムージーが今、第2次ブームを迎えているそうです。しかもオフィス付近で。ブームのカギは、間食シーンにあるようです。
スムージーは朝食から間食へ
トレンド総研
トレンド総研が20~40代の働く女性500名を対象に行った、スムージーの間食需要についてのアンケート調査では、普段から間食をよくとる、またはたまにとる、という女性が96%と大多数に上ぼることがわかりました。
間食をとる時間帯は、「午後のおやつとして」とる人が75%でもっとも多く、次いで「夕方の小腹満たしとして」とる人が54%という結果でした。
さらに、スムージーが間食に適していると思うかについては、約7割が「そう思う」と回答。理由については、「栄養が摂れるから」(71%)、「野菜が摂れるから」(67%)がツートップという結果でした。カロリーの低さや、コンビニなど近くで買えること、腹持ちの良さなどを挙げる人も多数いました。
スムージーを間食として楽しんだことがある人も半数近くに上り、スムージーが朝食シーンだけでなく、間食シーンにも需要が拡大してきていることがわかります。
ダイエットにも嬉しいヘルシースナッキングのススメ
女性のトレンドに詳しい日野佳恵子さんは、この第2次スムージーブームの背景には、恒常的にヘルシーでありたいという意識の広がりがあると指摘します。中でも「ヘルシースナッキング」の考え方の浸透が象徴的なのだとか。
ヘルシースナッキングとは、名前の通り、ヘルシーな間食のこと。以前は、ダイエットに間食は御法度でしたが、現在は、ヘルシーな間食を上手に取り入れることがダイエットにも役立つというのが新常識。
ヘルシーな間食は、食事のドカ食いや血糖値の急上昇などを抑さえ、栄養補給だけでなくダイエットにもつながるという考え方が、一般的にも知られるようになってきています。
日野さん曰く、
「野菜などの栄養不足を補え、満足感も得られるスムージーは『ヘルシースナッキング』にぴったり。また、カットフルーツやナッツをトッピングした『スムージーボウル』など、間食シーンにあわせて『食べごたえ』を重視したり、『スイーツ感覚』で楽しんだりできるアレンジも人気を集めています」
とのこと。
会社が楽しくなる「オフィス食育」とは
日野さんによれば、企業が従業員の健康的な食生活をサポートする、いわば「オフィス食育」のムーブメントが、近年、広がりつつあるそう。野菜の宅配や出張マルシェなどのほか、オフィスでスムージーを提供・販売する企業も登場しているんですって。
オフィスの定番ドリンクと言えば、コーヒーかお茶の2択でしたが、しぼりたての美味しいスムージーが飲めるなんて、会社に行くのが楽しくなりそうですよね。
春野菜&フルーツのフレッシュスムージーはいかが
ヘルシードリンクの代表格とも言えるスムージーですが、今後は、ドリンクとしてだけでなく、ヘルシーフードとしてもさらに認知度が高まりそうな予感。
春野菜やフルーツが美味しくなるこれからの季節に、体にも美味しいスムージーを楽しんでみませんか。
参考:トレンド総研