いつも映画のスクリーンの中で、キラキラ輝きを放っている海外セレブたち。実年齢より相当若く見えて、肌もピチピチで髪もつやつや。『プリティーウーマン』で一世を風靡した、今年50歳のジュリア・ロバーツが、当時と全く変わらない容姿でTVに出ていたのを見た時は、かなり衝撃を受けました。
「でもそれって、ハリウッド女優だから特別でしょ?」なんて言うのはナンセンス! 彼女たちだって私たちと何ら変わらない、一人の女性。「外見から年齢を感じさせないような努力」を、毎日のルーティンとして取り入れているんです。
そこで今回は、そんな海外セレブたちが日ごろから実践している、エイジングレスな自分になるためのテクニックをご紹介します。
即効性が欲しいなら、前髪とポニーテールで小じわ隠し
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まず誰でも簡単に取り入れられるのが、ヘアスタイルを変えること。アンジー世代の女性ならリアルタイムで映画館で観た人も多い、映画『キューティーブロンド』で、日本での知名度を一気に上げたリース・ウィザースプーン。今年41歳の彼女ですが、『キューティーブロンド』時代の可愛らしさをそっくりそのままキープしています。
そんなリースが意識しているのが、常に前髪のあるヘアスタイルをキープすることなのだそう。セレブご用達のヘアスタイリストMarc Anthony(マーク・アンソニー)によると、前髪のあるスタイルは別名「フレンチ式リフトアップ」とも呼ばれ、額に出るイヤな横じわをカバーするのに最適なのだとか。
その他、たれた目元や目じりの小じわを隠す効果も期待できるとのこと。とにかく、すぐにエイジングケアの効果が欲しい! という場合に是非試してみたいテクニックですね。
また、リフトアップ効果を高めたい時は、頭のてっぺんで結ぶポニーテールもおススメだと語るMark。前髪までまとめてひっつめることで、肌のハリをアップさせてしまおうというこの方法、とても古典的ですが、私の周りの外国人の間でも実践している人が多いテクニックです。無駄にエステに通うよりも、実用的で効果があるかも?
さらにロングヘアの場合は、レイヤーをサイドから後ろにかけて入れることがマスト。「短いほうがアクティブで若く見えそう?」と思いがちですが、ロングヘアでも十分エイジングレスな印象にすることは可能。軽さと動きを出すたことが大切ですが、逆に髪の色を明るくし過ぎると、一気に老けて見えるので、やりすぎには注意が必要です。
ぼさぼさで潤いのないロングも、「オバサン化」に一気に拍車をかけてしまいます。ヘアオイルやクリームでしっかり栄養を与え、普段から抜かりなく手を打っておきましょう!
30代からは、ファンデの前の保湿ケアは必要不可欠!
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養子3人、実子3人を含む、合計6人の子供の世話に毎日明け暮れながら、女優としての仕事と社会慈善事業を見事に両立させているが女優のアンジェリーナ・ジョリー。ファッションモデルとして数々のブランドアンバサダーを務めてきた42歳の彼女ですが、透き通るような肌は未だに健在。
セレブリティご用達のメイクアップアーティストTroy Jensen(トロイ・ジェンセン)は、健康的で若々しいフレッシュな肌を演出するために、ベースメイクの前にまずは素肌をしっかり保湿することが大切だと語っています。
美容液と保湿クリームで素肌がしっかり潤ったら、その次に軽いタッチのファンデーションで、素肌の質感がそのまま浮き出るように仕上げるのがポイントなのだそう。仕上げのフェイスパウダーは、あえて避けるようにアドバイスしているTroy。
「パウダーは肌のつやを鈍らせて、数時間後には粉っぽくなって肌に残ってしまう」とのこと。シミやくすみが気になるからと言って、コンシーラーや重めのファンデーションを塗りたくるのはNG。
少しくらいのシミなんて気にせず、それよりも薄づきのファンデーションで軽めにキメたほうが、逆に若返って見えるんですね。 今日からファンデのべたべた塗り、やめてみようと思います。
エイジングレスな表情に必要なのは明るいビビッドカラー
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朝の出勤前は時間との戦いで、ブラシで丁寧にハイライトを入れている時間なんてない! という女性がほとんど。けれども前出のTroyは、「ブラシを使って顔に明るい色をのせることこそが、エイジングレスなメイクに欠かせないテクニック」と主張。ちょっと明るすぎる? というくらいの色味を頬骨の上に入れると、はっきりとしたリフトアップ効果も得られるのだとか。
なかなか冒険しにくいチーク&ハイライトのカラーも、ここは思い切って大胆な色をチョイスしたいものです。いつも洗練されたクールなファッションスタイルが定評のモデル、オリビア・パレルモも、頬に大胆なオレンジのチークを入れています。
また、10代20代の頃に大活躍したキラキラのグロスも、エイジングレスメイクには欠かせないアイテム。但しグロスの全塗りはNG。大人の女性の使い方は、唇の真ん中にポンポンと軽くのせるだけ。こうすることで唇に立体感が生まれ、ゴージャスな印象が出てくるのだそう。ついつい10代、20代の頃の癖で、くれぐれもべたべた全体に塗ってしまわないよう気をつけましょう。
アイライナーで目元の印象が一気に華やかになる
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苦手な人が多い、目元のアイライナー。私も20代の頃から、アイライナーに何度も挑戦しては挫折して……を繰り返しているほど、アイライナーを引くのが上手ではありません。しかし、ニューヨークを拠点に活躍するメイクアップアーティストのErica Whelan(エリカ・ウェラン)によると「アイライナーを的確に入れることで、年齢と共にぼやけた印象になってしまう目元を、力強く演出することができる」と語っています。
まつげの一番先端から、まぶたの上の縁を、細目のアイライナーでしっかり線を入れていけばOK。50歳を余裕で超える女優のナオミ・ワッツも、アイライナーをくっきり入れただけで、目元がとっても活き活きした印象になっています。
上級編として、ただはっきりと際立たせるだけじゃなく、目元をもっとゴージャスに演出したい場合は、ヌードカラーのアイライナーが大活躍してくれます。下まぶたの内側に沿ってスーッと線を入れていきましょう。
もう面倒くさいなんて言っていられません! 今日から早速、アイライナーのテクニックをマスターしたいと思います。10代、20代の頃はつけまつげをしっかり盛って、ゴージャスな目元を演出していたけれど、30代、40代からは、洗練された落ち着きのある華やかさを取り入れていきたいものです。
海外セレブが密かに取り入れている、エイジングレスな印象作りに欠かせないテクニック。ヘアスタイルやメイクにちょっと取り入れるだけで、驚くほど若々しい自分になれるかも。
どれも手軽に始められるので、是非今日から意識してみてくださいね。
【参考文献】『Celebrity Anti-Aging Secrets』