オーストラリアでは、自宅に必ず1本は常備してあるとされるティーツリーオイル。ここ最近では、日本でも知る人ぞ知る存在になりつつありますが、まだまだその魅力は十分伝わっていないのではないでしょうか。
清潔感溢れる香りで、殺菌効果の高いティーツリーオイルは、日焼け後のお手入れや汗の臭いの消臭など、夏のポーチに常備しておきたい優秀アイテム。
今回は、そんなティーツリーの魅力と効果的な使い方をご紹介します。
ティーツリーオイルって何?
ユーカリを思い出させる、爽やかで清潔感のある香りが特徴のティーツリーオイル。オーストラリアに生息するフトモモ科の植物の葉を水蒸気蒸留して抽出されており、古くから先住民アボリジニーの間で「消毒薬」として重宝されてきたほど、高い殺菌作用と抗炎作用、リフレッシュ効果を備えています。
海外ではローズヒップオイルやホホバオイルなどと並んで、スキンケアコスメやアロマセラピーで頻繁に使用されている人気オイルでもあります。
また、殺菌作用に優れているのに肌に優しいという利点から、掃除用洗剤に使われることも多く、汚れをしっかり落としてくれるのに手荒れしない! と評判です。
日焼け跡や虫刺され、夏風邪の防止に最適
天然の万能薬として、原産国オーストラリアで愛され続けているティーツリーオイルの使い道はたくさん。夏の暑さで足が蒸れてできやすい水虫やいぼ、虫刺されや日焼け跡のケアはもちろんのこと、汗の臭いを消し去る消臭剤の役割まで幅広くカバーしてくれます。
殺菌作用が高いのと同時に免疫力を高めてくれる効果もあるため、風邪の防止にも最適とされています。冷房の当あたりすぎでのどがなんだかスッキリしない……なんて時に、ディフューザーを使ってティーツリーの香りで加湿すれば、夏風邪の悪化を防ぐことも可能に。
夏特有のジメジメしたネットリ感をふき取ってくれるので、様々なアウトドアシーンでも活躍してくれます。
手軽にできるティーツリーオイルDIY汗拭き取りシート
上記で上げたティーツリーオイルの使い方の中で、特におススメなのが、DIYの汗拭き取りシートです。夏の必需品である汗拭きシートですが、肌にしっかり密着させるからこそ、身体に優しい天然成分だけが配合されたものをチョイスしたいですよね。
大きめのコットンを、精製水とティーツリーオイルをブレンドさせたものに浸し、冷蔵庫で冷やすだけで、簡単に汗拭きシートが作れちゃいます。
私は毎年夏になると大量にシートを作り、まとめて容器に入れて冷蔵庫で保存するようにしています。さっぱりしていて使い心地も良く、何より化学薬品が一切入っていないため、敏感肌でも安心して使えるのが嬉しいポイントです。
ワキの下はもちろんのこと、フェイス&ボディどこにでも使用可能です。
じめじめした夏に1本あると、色々なシーンで大活躍してくれるティーツリーオイル。優しく殺菌しながらリフレッシュできるアイテムなので、是非この夏チェックしてみてください!
【参考文献】香り空間.com、ティーツリーオイル