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FacebookとOculus、WebVRで使えるオープンソースライブラリー「React VR」をリリース!


React-VR-keynote


OculusとFacebookがウェブ上でのVRコンテンツ制作に使える新オープンライブラリーツール「React VR」のリリースを発表した。


React VRはReact、React VRに続く、新オープンソースライブラリーで、WebVRなどのVRブラウザ上のコンテンツなどが制作できる。


React VR


React-VR-1


ReactとReact Nativeの宣言型プログラミングスタイルを拡大させることで、誰もがJavaScriptを理解でき、スタンダードなウェブツールを使用したVRコンテンツ制作と配信が早くできるようになった。


React VRはVRヘッドセットでウェブページが見れるWebGLやWebVRなどのAPIを活用しているため、制作したコンテンツはウェブ上で配信することも可能だ。


ナビゲーションにカーソルや加速度メーターを使用し、React VRで作ったウェブサイトは携帯などのモバイルデバイスでもPCでも見ることができ、たくさんのオーディエンスを獲得することができる。


React VRでは、Reactコンポーネントと呼ばれるものを使い、360パノラマと2D UI、テキスト、イメージを組み合わせたシーンが3Dで作成できる。


オーディオや動画を使う、3Dモデルで周りのスペースを使うなどして、VRの投入感をさらに高める方法なども試せる。


Reactの使い方を覚えれば、誰でも簡単に360そしてVRコンテンツが制作できる。


React VRでプロジェクトを始めるためのコードベースは下記リンクのGitHubにて配信中だ。


https://facebook.github.io/react-vr/


React VRを使って作られた、簡単なサンプルコンテンツもあるので、Reactがどのようなものか、インスピレーションが欲しいかたは下記リンクをチェックしてみてほしい。


https://developer.oculus.com/webvr/


一度使い方を覚えてしまえば、ずっと使える


Learn Once, Write Anywhere


ReactはウェブでのVRコンテンツのためのフレームワークを作る際、手始めとして使うのに最適なツールだ。


Reactの抽象的にエレメントを見せる、実際のインプリメンテーションからは独立したスタイルはどんな階層のレイアウトにも適しており、その柔軟さはReact Nativeプラットフォームですでに証明されている。


  • インプリメンテーション: コンピューターなどで,目的の機能を実現するためにハードウエアやソフトウエアを作成したり調整すること。

  • そして、すでにReactを使ったことがある人は新しいコンセプトを学ぶ必要なく、簡単にこの新React VRも使い始められる。


    Reactでアプリケーションをレイアウトするに慣れていて、Reactのデータフロウを管理できる人にとっては、なんの問題もなく3Dでのコンテンツ制作ができるだろう。


    React VRはこれからも、React エコシステムの核をそのまま使っていくので、一度覚えてしまえば、そのまま次のバージョンも使い続けることができる。


    Reactを使って制作するということは、幅広いReactコミュニティで制作されたライブラリーとツールがReact VRでも使えるということでもあり、ユーザーお気に入りのデータマネジメント、ルーティーン、ナビゲーションライブラリーをそのまますぐに使うことができる。


    すでに存在しているテストフレームワークやデベロップメントツールなども活用でき、今までのデベロップメントワークフローをなにひとつ変えることなく、継続してウェブVRコンテンツが制作できる。


    仕組み


    Screen-Shot-


    ウェブ上でVRのためのフレームワークを制作するとき、一つ解決しなければならないことがある。


    それはヘッドセットを装着した人が1秒につき60フレーム(60 fps)Oculus Riftでは90 fps、VR空間で周りを見渡すのには必要になることだ。


    JavaScriptなどのシングルスレッド環境では、Reactの調整やシーンアップデートをシングルフレームのスパンで行わなければならなくなる。


    ReactはReact Nativeでこの問題を解決しており、Oculusのチームは非同期のコネクションを二つの間につなげ、Reactとレンダリングを別々の背景で稼働させることにより、React Nativeのパターンをたどっている。


    ウェブブラウザではこの処理はウェブワーカーを使って行われている、ユーザーのReactアプリケーションは全体的にこのワーカーで起動し、それと同時にレンダリングコードがメインウィンドウでシーンアップデートメッセージを実際のピクセルに変換している。


    これにより、レンダラーはヘッドセットオリエンテーションアップデートとシーンのリレンダリングの間を短くでき、VR酔いを少なくしながら、VRへの投入感を高めることができる。


    そして、React VRはReact Nativeのコンセプトをそのまま借りてくるのではなく、実際にはReact Nativeプラットフォームとして作られており、ブラウザと3Dスペースの両方で違和感なく使えるように、拡張されている部分もあるが、場所によってはコードやシステムが再利用できるようになっている。


    React Nativeを以前使用していた人にとっては、Viewやテキストコンポーネントの使い方など、多くのものがなじみがある状態になっている。


    さらに、パッケージされたサーバーが最新の変更や改良が集められたアップデートを提供してくれる。


    オープンソース


    React-VR-keynote


    OculusチームはReactとReact Nativeがオープンソースだったことに利点があったと感じており、コミュニティのフィードバックが返ってくる状態でプロジェクトを進めていくことで、すべてのユーザーのニーズを把握し、それに向かって開発をしていくことができたと話してる。


    そして、今回もReact VRをオープンソースとしてリリースすることを決めた。


    React VRのコードはGitHubで配信中だ。


    参照元URL: https://developer.oculus.com/blog/building-virtual-reality-experiences-on-the-web-with-react-vr/


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