株式会社テスティーは、自社で運営するスマートフォンアンケートアプリ「TesTee」ユーザーのうち10~20代前半の男女1,005名(10代男女504名、20代前半男女501名)を対象に、「VR」と「AR」に関する調査を実施し発表した。
TOPICS
①認知率は「VR」に軍配があがった。「AR」の認知率は3割程度にとどまるも2人に1人は体験したと回答した
②VR体験者の約5割はお金を払って体験していたことが判明。一方、AR体験者の約9割は無課金であることが判明。
③若者の間では「VR」への注目度が高い。VR体験者の3人に1人はお金をかけてでもVRを再び体験したいと思っていると判明
調査概要
認知率調査
「VR」と「AR」の言葉にかんする認知調査。
VRについては、10代の64.9%、20代前半の65.5%が「知っている」と回答。
VR元年と呼ばれた昨年1年間で多くのメディアに取り上げられたこと、体験できる施設が続々とオープンしていることなどの理由から認知が広まったと考えられる。
しかし、VRを体験したことがある人は10代、20代前半ともに22.6%となり、実際の体験者はまだまだ少ないことが伺える。
一方、ARについては10代、20代前半ともに「知っている」と回答した人が3割程度にとどまった。
面白いことに、AR技術を活用したスマホアプリを例に出しながらAR体験の有無について調査すると、10代の49.8%、20代前半の49.7%とおよそ5割の若年層が体験したことがあるとの結果となった。
ARを体験した具体名として挙がったアプリは「ポケモンGO」が最も多く、10代で48.8%、20代前半で72.4%となった。
次いで10代の24.2%、20代前半の8.6%が「snow」と回答した。
若年層の間ではARという言葉の認知は高くないものの、ARそれ自体は使われていることが結果としてわかった。
体験への課金実態調査
続いて、VRとARそれぞれの体験者を対象に、体験に際してお金を払ったかについての調査。
その結果、VRについては10代、20代前半ともにおよそ5割の人が「お金を払って体験」している、一方ARについては10代、20代前半ともにおよそ9割の人が「お金を払わず体験」していることが判明した。
スマホアプリによってARを体験した人が多いことから、ARへの課金はつまりスマホアプリへの課金ということにつながる。
以前、TesTee Labでスマホにゲームアプリへの課金に対する若年層の意識調査を行った際、課金経験者は10代、20代前半ともに約2割程度にとどまった。
これらの結果を鑑みると、若年層はARにお金をかけることに消極的なように伺える。
また、AR技術を搭載したスマホアプリはそもそも無料で楽しめるものが多いということも理由として考えられる。
参考:若年層のゲームアプリ事情
体験意向調査
VRおよびARについて各々の体験者と未体験者を対象に今後の体験意向の調査。
ARにおいては、AR体験者のうち10代の61.8%、20代前半の65.5%が「無料であれば体験したい」と回答した。
「お金を払ってもやりたい」と回答した人は1割程度にとどまった。
AR未体験者にいたっては、10代の71.5%、20代の63.9%が「体験したいと思わない」と回答した。
ARは比較的身近に体験することができるにも関わらず体験意向が低いことがわかった。
VRにおいては、VR体験者のうち10代の36.8%、20代前半の30.1%が「お金を払ってでも体験したい」と回答した。
VR未体験者のうち10代、20代前半ともに約7割の人が「体験したい」と回答した。
いまの若年層の興味・関心はARよりもVRに向いているようです。
今回の調査の詳細は、以下より詳細の確認ができる。

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