海外メディアVRFocusは、2017年3月20日の記事において、中国企業アリババがARカーナビ開発企業に投資したことを報じた。
同メディアによると、中国大手eコマーズ企業のアリババが、このほどARカーナビ「Navion」を開発しているWayRayに投資したことを報じた。
スイスに本社があるWayRayが開発したARカーナビ「Navion」とは、自動車のフロントガラスに指定した行き先までの情報をAR表示するデバイスである。
アリババは、近年自動車産業に対して積極的に投資しており、中国大手自動車メーカーSAIC(上海汽車工業)ともパートナーシップを提携している。
今回のアリババの投資は、自動車関連事業をさらに拡大したい同社と、世界への販路を獲得したいWayRayの両社の思惑が一致したことで実現したと思われる。
アリババ・グループの投資部門を指揮するEthan Xieは、WayRayへの投資について、以下のようにコメントしている。
私たちは、最先端テクノロジーであるARが大きく発展し、WayRay社が開発したNavionのように、多くの産業に応用されるポテンシャルを秘めていることを信じています。
ARには、興奮するような未来が約束されているのです。
ARテクノロジーのカーナビへの応用に関しては、テスラが元Hololensデザイナーを雇用して同社の自動車にAR機能を実装するのではないか、という記事を本メディアが報じたことがある。
ARテクノロジーのビジネスや実用目的への応用は、今後ますます話題となるだろう。
中国企業アリババがARカーナビ「Navion」開発企業WayRayに投資したことを報じたVRFocusの記事
https://www.vrfocus.com/2017/03/alibaba-invests-in-augmented-reality-car-dashboards/
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