海外メディアUploadVRは、2017年2月7日の記事において、Facebook主催開発者カンファレンスについて報じた。
同メディアは、毎年4月に開催されているFacebook主催の開発者カンファレンス「F8」で行われる予定のVRに関するセッションを抜粋して紹介した。
昨年のF8では、Facebookが開発したVRソーシャルアプリのデモが初めて披露された。「VR元年」を経験した後の今年のF8では、多数のVRセッションが予定されており、同社のVRソーシャル体験に注力する姿勢がうかがえる。そうしたVRセッションを以下に紹介する。
F8 4/18日開催予定ののVRセッション
1:00 PM 「賞賛すべきVRにおけるナラティブの作り方」
VR動画制作者を対象として、360°カメラを使ってどのようにして素晴しいVR動画を制作するかを学ぶ。
2:00 PM 「Web VRを使ったクロスプラットフォームなVRコンテンツの開発方法」
Web VRテクノロジーのひとつであるReact VRを使って、モバイルとウェブの両方にVRコンテンツを配信する方法を学ぶ。Web VRアプリの事例として、トラベルアプリ、ニュースアプリ等をとりあげる。
5:00 PM 「VRエクスペリエンスの計画から配信まで」
VRエクスペリエンス開発に関して、そのアイデアの出し方から開発、配信の至るまでのプロセス全体を学ぶ。
5:00 PM 「一緒にVR体験を。VRアプリにソーシャル機能を実装する方法」
FacebookがVRコンテンツ向けに提供しているVRソーシャル機能の使い方を学ぶ。学ぶ機能は、Avatar SDK、VoIP、Oculus Rooms。
F8 4/19日開催予定ののVRセッション
12:30 PM 「VRソーシャル体験における表現法」
VRソーシャル体験におけるグラフィック・デザインについて学ぶ。とくにVRアバターが「不気味の谷」に陥らない方法について学ぶ。
12:30 PM VRゲームの最前線から学ぶ教訓
VRゲーム開発において直面する問題を、ソースコードやツールデザインを考察しながら学ぶ。
1:30 PM 「VRソーシャル体験の構築方法」
VRソーシャル体験のデザインに関して、実例を参照しながら、適切な開発ツールの選択とそのツールによるデザイン・アプローチを学ぶ。
1:30 PM 「React VRを使って素晴しいVRエクスペリエンスを構築する方法」
React VRを使った開発方法を、実際にサンプルweb VRアプリを開発しながら学んで行く。
なお、同カンファレンスの開催地はアメリカ・カリフォルニア州のサンノゼであるが、カンファレンスの模様をライブストリーミングする特設サイト(本記事下部参照)もあるので、開催地を訪れなくてもその内容を知ることはできる。
「VR元年」を経て市場に一定数のVRヘッドセットが行き渡った2017年にこそ、ソーシャルVR市場が躍進するチャンスがある。新たなVRソーシャル体験のトレンドが生まれる可能性が高い「F8」は、要チェックなイベントであることは疑えない。
Facebook主催開発者カンファレンス「F8」のVRセッションについて報じたUploadVRの記事
http://uploadvr.com/vr-sessions-f8-facebooks-developer-conference/
F8公式サイト
https://www.fbf8.com/
F8ライブストリーミング用特設サイト
https://www.fbf8.com/watch
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.