海外メディアUploadVRは、2017年2月6日の記事において、「アサシンクリード」シリーズのVRゲームに関するリーク情報を報じた。
同メディアによると、2017年2月5日、ウェブデザイナー交流サイトDribbbleから、人気ゲームシリーズ「アサシンクリード」の開発中とされるVRゲーム素材が掲載された。
同サイトにゲーム素材を掲載したのは、同VRゲームのUI・UXのリードデザイナーを務めていると称するMatt Stenquist。同氏によれば、同VRゲームは脱出ゲームになりOculusRiftとVIVEに対応する、とのこと。
掲載されたゲーム素材は4つある。ひとつめは、本記事トップ画像に示した「VIVE版のタイトル画面」と題された画像だ。流出した画像にはサブタイトルが表示されていないので、最終デザインではないと推測される。
ふたつめは、メニュー画面で「PLAY MODE(プレイモード)」「OPTION(オプション)」といったどのゲームにも共通したメニューがあることがわかる。

「アサシンクリード」シリーズVRゲームのメニュー画面
みっつめは、アイコンライブラリーだ。同氏が説明するには、全てのアイコンデザインは過去の「アサシンクリード」シリーズタイトルから着想されており、同シリーズのビジュアルデザインと一貫性が保たれていると言う。また、これらのアイコンはVRに最適化されていないものも含まれており、最終デザインではない、とも述べている。

「アサシンクリード」シリーズVRゲームのアイコンライブラリー
よっつめがプレイヤー交流画面に使われるアイコン。プレイヤーは、自分の感情が反映されているアイコンを選ぶことで、マルチプレイに参加している他のプレイヤーと交流することができるそうだ。

「アサシンクリード」シリーズVRゲームのプレイヤー交流アイコン
これらのゲーム素材は、果たして本当に開発中のモノなのか?そろらく、本物と考えるのが正しいと思われる。UI・UXのリードデザイナーが、ゲーム配給会社の意向に背いてまでゲーム素材を流出させるとは、まずあり得ないことだ。それでは、これらのゲーム素材から見え隠れする「ゲーム配給会社の意向」とは何か。
以上に引用したゲーム素材は、同ゲームシリーズを配給するUbisoftが仕掛けたティザー広告、と考えるのが最も妥当である。
ということは、開発中のVRゲームが脱出ゲームだという書き込みも正しいのだろう。というのも、同ゲームシリーズはパルクールに着想された華麗なアクションシーンを特徴としているのだが、さすがに現在のVRテクノロジー水準では一般的な身体能力のプレイヤーにリアルにパルクールライクなアクションを体験させることはできないからである。
いずれにしろ、「アサシンクリード」シリーズのVRタイトルが開発中なのは濃厚である。続報を待とう。
「アサシンクリード」シリーズのVRゲームに関するリーク情報を報じたUploadVRの記事
http://uploadvr.com/ubisoft-possibly-reveals-assassins-creed-vr-game/
上記記事のリーク元となったDribbbleのページ
https://dribbble.com/shots/3268063-Assassins-Creed-VR-Title-Screen-HTC-Vive
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