Googleは、2017年1月5日の同社ブログにおいて、Huawei製Daydream Viewのリリースを発表した。
同社のブログによれば、このほど中国メーカーHuaweiが、同社が展開しているVRプラットフォームDaydreamに対応したVRヘッドセットDaydream Viewを開発・リリースすることが発表された。Daydream Viewは、すでにGoogle製のものがリリースされているので、Huawei製は2番目のモデルとなる。
同ブログの説明では、同VRヘッドセットにはレンズの焦点を合わせるツマミがついており(上の画像からも確認できる)、Google製と同様に専用コントローラーが付属している。また、視野角は95°とされている。
Google製とHuawei製の外見上の大きな違いは、Google製の本体は布が使われていたのに対し、Huawei製は(画像を見る限りは)プラスチックが用いられていることだろう。
同ブログでは「Huawei製Daydream ViewをDaydreamプラットフォームに迎えることによって、ユーザーがVRを楽しむ更なる選択肢を手にすることを望んでいます」、と述べられている。
同VRヘッドセットに対応するDaydream Readyスマホについては言及されていないが、Huaweiが開発しているDaydream Readyスマホ「Mate 9」「Mate 9 Pro」には対応することが予想される。
以上の報道から考えられることは、GoogleはDaydreamプラットフォーム・ユーザーを増やすために廉価なDaydream ReadyスマホおよびDaydreram Viewのラインナップを整備しようとしているのではないか、ということである。ちなみに代表的なDaydream ReadyスマホであるGoogle Pixelが$649、Google製Daydream Viewが$79である。
現在メジャーなITプラットフォームであるスマホも、ハイスペックモデルだけではなくエントリーモデル等の多様なラインナップを整備することを通して普及を進めて来た。Daydreamプラットフォームも、Androidのように多様性を増しながらユーザーを獲得していくのではなかろうか。
なお、Huawei製Daydream Viewのリリース日は「後日(at a later date)」とだけ述べられており、価格も不明である。
Huawei製Daydream Viewのリリースを発表したGoogle公式ブログ記事
https://www.blog.google/products/google-vr/welcoming-more-devices-daydream-ready-family/
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